ギリシャ問題解決期待でリスク選好の円売り

昨日（2015年6月22日）の動向

ギリシャ問題解決への期待感から、米ドル/円は先週末終値122.60円レベルから122.90円へギャップオープンしました。ただ、東京時間午前では米10年債利回りが下落したことを受けて122.57円レベルまで値を下げる展開となりました。海外市場では、ギリシャ債や南欧債の利回りが大幅に低下したことや、米中古住宅販売件数が市場予想を上回ったことでリスク選好の円売りが強まり、米ドル/円は123.40円レベルまで値を上げNYクローズを迎えました。

2015年6月22日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	122.906	123.417	122.561	123.339
ユーロ/円	139.705	140.632	139.267	139.858
豪ドル/円	95.454	95.827	95.271	95.311

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2015年6月23日）の展望

【米ドル/円】

上値は大台124円をトライできるかが焦点となりそうです。下値は黒田総裁発言で急落した122.45円レベルが強固なサポートラインと目されており、米ドル/円の下落局面では前述のレベルで反発を続けるかに注目です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	124.00	125.00	122.45	122.00

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

上値は先週高値140.65円レベルを上回れるかに注目です。一方下値では、日足移動平均25日線が位置する137.60円レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	140.65	141.00	138.50	137.60

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

上値は大台96円ちょどを上抜けできるかが焦点となりそうです。一方下値では日足移動平均線50日線が位置する94.80円レベルがサポートとして機能するかに注目です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	96.00	96.98	94.80	94.50

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年6月23日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2015年6月23日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	16:00	(仏)6月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）	49.6	49.4
★★	16:30	(独)6月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）	51.2	51.1
★★	18:00	(欧)6月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）	53.6	53.8
★★	21:30	(米)5月耐久財受注(前月比)	-1.0％	-1.0％
★★★	23:00	(米)5月新築住宅販売件数(前月比)	1.2％	6.8％

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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