2025年10-12月期に30%超増収の「Saucony」、2026年も成長エンジンに
| 現地コード | 銘柄名 |
|---|---|
| 01368 |
特歩国際 (エックステップ・インターナショナル) |
| 株価 | 情報種類 |
|
5.08HKD |
株価 企業情報 チャート |
中国のスポーツ用品メーカー、特歩国際の2025年10-12月期の業務統計では、旗艦ブランド「特歩(Xtep)」の小売販売額が前年同期比横ばいにとどまる半面、米国発の「Saucony(サッカニー)」が同30%超の伸びを記録。マスブランドとプレミアムブランドが明暗を分けた。
それでも、国内業界全体でランニング用品が好調に推移したことを受け、同社の販売成績は国内同業の中では相対的に堅調であり、BOCIは競争優位性と優れたポジションニングを裏付けたとの見方。2026-27年も引き続き、「Saucony」が成長エンジンとなる見通しを示した。
中国スポーツウエア市場の厳しい環境は2026年も続く可能性があるものの、「Saucony」の寄与で、同社は緩やかな成長を確保すると予想。現時点では同社株のバリュエーションは適正水準にあるとし、経営陣が3月に発表する2026年通期の業績見通しが次の注目ポイントになるとしている。
旗艦ブランド「特歩」の小売販売額は10-12月期に前年同期比横ばいで、チャネル在庫は4.5カ月分、小売値引き率は25-30%と、おおむね横ばいに推移した。一方の「Saucony」の小売販売額はEC事業の再編を背景に、30%を超える伸びを達成した。
BOCIは2026年も、「Saucony」の好調が続くと予想。「2027年の売上高を2024年比で倍増させる」という同社目標(2024-27年に年率平均26%の増収に相当)の達成に寄与するとみる。
2025年10-12月期には高級ショッピングエリアを重視した出店戦略が奏功した上、実店舗の小売販売額が好調を維持し、同時にECの品ぞろえの見直しも奏功した。エリートランナー層に浸透したランニングシューズが、続く2026年もラインアップの拡充を受け、購買力の高い消費者層にアピールする見通しという。
2025年通期の売上高に関する同社のガイダンスは、「特歩」ブランドが前年比プラス成長、「Saucony」が30%増収であり、この水準には届いたもよう。このため、BOCIは通期の増益率もガイダンス通り、前年比10%超を達成するとの見方だ。
ただ、競合他社の業績低調や国内の消費低迷が続く見通しから、続く2026年に関する同社のガンダンスはより保守的な数字になるとみている。
BOCIは2026-27年の予想1株当たり利益(EPS)を3%減額修正したが、これは「特歩」ブランドの予想売上高の減額修正に加え、販管費に関する予想値の引き上げによるもの。
国内スポーツウエア市場の競争環境がさらに悪化する可能性や、収益見通しの不透明感、投資家の関心が薄れる可能性などを反映させ、目標算出基準を2026年予想株価収益率(PER)11.5倍から10.5倍に下方修正し、目標株価を引き下げた。
ただ、2026年予想PER8倍、予想配当利回り6%に相当する現在株価のバリュエーションは依然魅力的であるとし、「Saucony」の成長などを背景に、自己資本利益率(ROE)が16%に上る可能性にも言及。同社株価の先行きに対して強気見通しを継続している。
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