昨日(2015年4月13日)の動向

東京市場では、米ドル/円は120円前半レベルで底堅く推移。一方、豪ドル/円は中国の貿易収支が市場の事前予想の401.0億ドルを大幅に下回る30.8億ドルだったことを受け軟調な値動きとなりました。海外市場では序盤、米10年債利回りの上昇を受けて米ドル/円は120.84円レベルまで上昇。しかしその後、浜田内閣参与が米ドル/円相場について、「購買力平均からすると120円はかなり円安。105円ぐらいが妥当」との見方を示したことが伝わると、円安基調に警戒感が広がり、米ドル/円は一時119.70円レベルまで下落しました。

2015年4月13日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 120.23 120.842 119.694 120.143
ユーロ/円 127.349 127.835 126.435 126.936
豪ドル/円 92.162 92.353 90.795 91.171

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年4月14日)の展望

【米ドル/円】

下値では、日足・50日移動平均線が位置する119.75円レベルや100日移動平均線が位置する119.30円レベルなどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 121.00 121.40 119.70 119.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

下値では、126円や125円などの各節目が意識されそうです。ユーロ/米ドルも下げ基調を継続。下値ターゲット10.500ドルレベルで推移しており、ユーロ/米ドルの動向にも注意を払いたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 128.00 130.00 126.50 126.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

世界銀行が中国2015年の成長率見通しを従来の7.2%から7.1%に引き下げたことが嫌気され、豪ドル/円は一時91円を割りこむ動きとなりました。週足・200日移動平均線が90円割れの水準に位置しており、同ラインがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.00 93.50 90.20 89.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年4月14日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年4月14日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (英)3月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)(前年同月比) 0.1% 0.2%
★★ 17:30 (英)3月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 0.0% 0.0%
★★ 17:30 (英)3月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.2% 0.3%
★★ 18:00 (欧)2月鉱工業生産(前月比) 0.4% -0.1%
★★★ 21:30 (米)3月小売売上高(除自動車)(前月比) 0.7% -0.1% 
★★ 21:30 (米)3月卸売物価指数(PPI)(前月比) 0.2% -0.5% 
★★★ 21:30 (米)3月小売売上高(前月比) 1.1% -0.6% 
★★ 21:30 (米)3月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) 0.1% -0.5% 
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します