昨日(2015年3月10日)の動向
東京市場では、日経平均株価の上昇を手掛かりに米ドル買いが活発化し、米ドル/円は2007年7月以来の高値となる122.04円レベルまで上昇しました。海外市場では、米大統領経済諮問委員会(CEA)のファーマン委員長が「強いドルは米経済成長にとって向かい風である」と発言したことが伝わると市場は米ドル売りで反応。また米長期金利が大幅に低下したことなどを受けて、米ドル/円は120.90円レベルまで反落しました。
2015年3月10日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 121.144 | 122.011 | 120.912 | 121.124 |
ユーロ/円 | 131.451 | 131.871 | 129.458 | 129.563 |
豪ドル/円 | 93.346 | 93.435 | 92.178 | 92.372 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年3月11日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は一時122円レベルまで上昇しましたが、米長期金利低下を受けて反落する展開となりました。上値では122円レベルを再び回復できるかが焦点となりそうです。一方下値では、大台の120円ちょうどの水準が意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 121.85 | 122.00 | 120.70 | 120.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ドイツ国債が過去最低水準を更新したことが嫌気され、ユーロ売りが活発化。ユーロ/円は2013年8月以来となる安値129.45円レベルまで値を下げました。下値では、2013年8月の安値129.30円レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方上値では、130円台を回復できるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 130.00 | 130.50 | 129.30 | 128.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
ユーロ売り、円買いの余波で豪ドル/円も92円前半レベルまで値を下げました。下値では、2月中旬の安値91.50円レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 93.00 | 93.50 | 92.20 | 91.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年3月11日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年3月11日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 18:30 | (英)1月鉱工業生産指数(前月比) | 0.2% | -0.2% |
★★ | 18:30 | (英)1月製造業生産指数(前月比) | 0.2% | 0.1% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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