米ドル/円、早期利上げ観測後退で上値重い

昨日（2015年2月19日）の動向

東京市場では、日経平均株価が約15年ぶりの高値となったものの為替市場の反応は鈍く、前日公表されたFOMC議事の内容が早期利上げ観測を後退させるものだったことから、米ドル/円は118円後半レベルで小幅にもみ合う動きとなりました。海外市場では、対ユーロでの米ドル買いが進んだことで米ドル/円は119円台を回復。しかしその後はダウ平均株価が軟調となったことなどを受けて反落し、118円後半レベルでこの日の取引を終えました。

2015年2月19日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	118.689	119.181	118.432	118.922
ユーロ/円	135.320	135.934	134.949	135.159
豪ドル/円	92.703	92.980	92.176	92.657

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2015年2月20日）の展望

【米ドル/円】

対ユーロで米ドル買いが優勢となり、米ドル/円は一時119円台を回復。上値では119円をしっかりと上抜けられるかが焦点となりそうです。一方下値では17日安値の118.25円レベルや節目の118円ちょうどなどがサポートとして機能するか注目です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	119.00	119.50	118.25	118.00

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ギリシャの財政不安やECBの追加緩和観測などでユーロは神経質な地合いを継続。134円ちょうどから136円ちょうどのレンジを今後どちらに放れるかがポイントとなりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	136.00	137.00	134.00	133.00

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では節目の93円台を回復できるかが焦点となりそうです。一方下値では節目の92円ちょうどや直近安値の91円半ばレベルなどがサポートとして機能するか注目されます。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	93.00	93.50	92.00	91.60

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年2月20日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2015年2月20日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	17:30	(独)2月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）	51.5	50.9
★★	17:30	(独)2月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）	54.4	54.0
★★	18:00	(欧)2月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）	53.0	52.7
★★	18:00	(欧)2月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）	51.5	51.0
★★	18:30	(英)1月小売売上高指数(前月比)	-0.2％	0.4％

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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