昨日(2015年1月21日)の動向
東京市場は、日銀が金融政策の現状維持を発表したことを受けて円買いが優勢となり、米ドル/円は118円台を割り込み下落。また、15時過ぎに行われた黒田総裁の会見では、超過準備への付利引き下げについて「そういった議論は全くしていない」との発言を受け円買いが進展し、米ドル/円は117円前半レベルまで下落しました。海外市場では、ECBが500億ユーロ規模の国債購入を検討していると報じられると一時上下に振れる動きとなりましたが、ECB定例理事会の内容を見極めたいとの思惑からユーロの買い戻しが入りユーロ/円が上昇。米ドル/円もつれ高となり117円後半レベルまで値を戻しました。
2015年1月21日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 118.783 | 118.798 | 117.166 | 117.926 |
ユーロ/円 | 136.241 | 137.267 | 135.791 | 136.933 |
豪ドル/円 | 97.010 | 97.065 | 95.220 | 95.426 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年1月22日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円の上値は、118円を中心にもみ合う動きを継続。上値ターゲットとして、節目の119円ちょうどや120円ちょうどなどがあげられます。一方下値ターゲットとして、節目の117円ちょうどや116円ちょうどがあげられます。今後は上下4円のレンジをどちらに放れるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 118.85 | 119.50 | 117.00 | 116.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
本日予定されているECB理事会での、量的緩和(QE)の規模によって流れが大きく変わりそうです。上値ターゲットとして節目の138円ちょうどや日足・200日移動平均線が位置する140円ちょうどなどがあげられます、一方下値ターゲットとして1月16日の安値134.60円レベルや2014年10月16日の安値134.10円レベルなどがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 137.00 | 138.00 | 135.90 | 135.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
96円を中心に神経質にもみ合う動きが継続しています。上値では97円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、95円ちょうどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。95円を割り込むと1月14日の安値94.20円レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 97.00 | 97.70 | 95.00 | 94.25 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年1月22日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年1月22日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 21:45 | (欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利 | 0.05% | 0.05% |
★★★ | 22:30 | (欧)ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見 | - | - |
★★ | 24:00 | (欧) 1月消費者信頼感(速報値) | -10.5 | -10.9 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。