米ドル/円、米雇用統計も平均賃金低下受け上値重い

昨日（2015年1月12日）の動向

東京市場では、先週末の米雇用統計で平均賃金が低下したことによる米ドル売りの流れが継続。米ドル/円は一時118.10円レベルまで下落しました。海外市場では、株高や米長期金利の上昇などを背景にしたリスク選好の米ドル買いが進み、米ドル/円は一時119.30円レベルまで上昇。しかしその後NYダウ平均株価が下落に転じたほか、原油価格が安値を更新する動きとなったことなどが嫌気され、米ドル/円は118円前半レベルまで弱含む展開となりました。

2015年1月12日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	118.308	119.321	118.092	118.344
ユーロ/円	140.157	140.877	139.751	140.027
豪ドル/円	97.085	97.599	96.373	96.534

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2015年1月13日）の展望

【米ドル/円】

米雇用統計で平均賃金が低下したことを受けて米ドル/円は118円台へ下落。下値では節目の118円ちょうどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方上値では120円の大台を回復できるかがポイントとなりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	120.00	121.00	118.00	117.40

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は一時140円を割り込む動きとなりました。下値では、140円ちょうどでサポートされるかが焦点となりそうです。ユーロ/米ドルが1.18円レベルでサポートされており、ユーロ/米ドルの値動きにも注意を払いたいところです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	142.00	142.50	140.00	138.90

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円97円を挟んだレンジで推移。下値では、1月7日の安値95.60円レベルや12月16日の安値95.30円レベルが意識されそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	97.50	98.50	96.00	95.00

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年1月13日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2015年1月13日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	18:30	(英)12月消費者物価指数（ＣＰＩ）(前年同月比)	0.7％	1.0％
★★	18:30	(英)12月卸売物価指数（食品、エネルギー除くコアＰＰＩ）(前年同月比)	1.2％	1.4％
★★	18:30	(英)12月消費者物価指数（ＣＰＩ）(前月比)	0.1％	-0.3％
★★	28:00	(米)12月月次財政収支	30億ドル	-568億ドル

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

• 経済指標はこちら