コンテンツ拡充などで中核的競争力を強化、音楽事業の早期収益化を実現へ
| 現地コード | 銘柄名 |
|---|---|
| 09899 |
網易雲音楽 (ネットイースクラウドミュージック) |
| 株価 | 情報種類 |
|
260.00HKD |
株価 企業情報 チャート |
ネットイース(09999)傘下の音楽配信会社、網易雲音楽は、コンテンツの拡充や、独立系アーティストへの支援、革新的な製品・機能、没入型コミュニティの形成、効率性の向上などを通じ、「コア・コンピタンス」(他社がまねできない中核的な能力)を強化している。
BOCIは主力の音楽配信事業について、短中期的に収益化が実現すると予想。中でも有料ユーザー優先の音楽サブスクサービスと、各種音楽の非サブスク型の商業化チャネルが焦点となる見通しを示した。
また最大の競合であるテンセント・ミュージック(01698:TME)との差を縮めるための取り組みを加速させるとの見方。株価の先行きに対して強気見通しを示すとともに、新規のカバレッジを開始している。
網易雲音楽は以下の要因を原動力に、独自の強みや競争力を一層強化している。
◇ジャンルを跨ぐ豊富な音楽コンテンツ(ライセンス音楽とオリジナル音楽)、◇ポッドキャスト、オーディオブック双方における補完的な音声コンテンツ、◇主要インディーズアーティストと社内スタジオのエコシステム、◇継続的な製品・機能のイノベーション、◇柔軟性の高い会員パックの運営、◇効率性の向上。
BOCIによると、同社は投資収益率(ROI)を重視する戦略の下、音楽ビジネスの収益化を早期に実現させる見込み。音楽サブスクサービスは若年層が主要ターゲットであり、有料化率の向上が収益化に向けたカギとなる。また、段階的な広告の収益化や多様な非サブスクチャネルが長期の持続的成長を支える見通しという。
競合のTMEと比較した場合、網易雲音楽はKポップや中国語ポップなどの音楽コンテンツがやや手薄ながらも、インディーズアーティストのエコシステムや社内スタジオなどの独自の優位性を持つ。
網易雲音楽が早期の収益化に向けた有料ユーザー数の拡大を優先する半面、TMEは短中期的に、有料ユーザー1人当たりの平均収入(ARPPU)重視の成長と非サブスク事業の収益化を優先させる可能性が高いという。
BOCIは2024-27年に年率平均6%の増収を見込み、2027年の売上高は94億元に達すると予想。オンライン音楽部門で年率平均12%の増収、ソーシャル部門で同10%の減収を見込む。また、粗利益率の改善と営業費用の抑制を背景に、調整後利益はこの間に年率平均10%成長するとの見方。2027年に23億元を見込む。
BOCIは安定的な国内音楽市場の競争環境、音楽ビジネスの早期収益化見通し、香港ストックコネクト(本土・香港間の株式取引)への組み入れといった同社のプラス要素に言及。2026年の調整後1株当たり利益(EPS)を10.53HKドルと予想した上で、調整後予想株価収益率(PER)28.0倍を適用し、目標株価を設定した。
レーティング面の潜在リスク要因としては、コンテンツ供給状況の悪化、著作権パートナーの意欲低下、非効率的な収益化、競争激化、規制強化などの可能性を挙げている。
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