昨日(2014年11月17日)の動向

東京市場では、7-9月期国内総生産(GDP)速報値が市場の事前予想より大幅に悪化したことを受けて、円売りが加速。米ドル/円は一時117.05円レベルまで急騰しました。その後、国内GDPの予想外の悪化を受け日経平均株価が急落したことを受け、一転して円を買戻す動きが優勢となり、米ドル/円は115円台半ばレベルまで反落しました。海外市場では、米株価が底堅く推移したことなどが米ドル買いの下支えとなり、米ドル/円は116円台半ばレベルまでじりじりと値を戻す展開となりました。

2014年11月17日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 116.494 117.048 115.433 116.588
ユーロ/円 146.008 146.532 144.794 145.141
豪ドル/円 102.221 102.412 101.253 101.545

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年11月18日)の展望

【米ドル/円】

上値では、117円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。117円台に定着した場合、2007年10月につけた高値117.90円レベルが意識されそうです。一方下値では、昨日下げ止まった115円台半ばレベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 117.00 118.00 115.50 114.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がこの日の議会証言で、一段の追加金融緩和策の可能性を示したことを受けユーロが下落。上値では146.50円レベルを明確に上回ることかができるか注目です。一方下値では、先週後半にもみ合いとなった144.50円レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 146.50 147.00 144.50 143.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では、103円、104円といた節目をこなしつつ105円の大台に向け上値を追う動きとなるか注目です。一方下値では節目の101円や100円の大台などがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 102.50 103.00 101.00 99.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年11月18日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年11月18日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:30 (英)10月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.1% 0.0%
★★ 19:00 (独)11月ZEW景況感調査(期待指数) 0.5 -3.6
22:30 (米)10月卸売物価指数(PPI)(前月比) -0.1% -0.1%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します