昨日(2014年11月5日)の動向

東京市場では、日米金利差に着目した円売り・米ドル買いが優勢となり、米ドル/円は114円台半ばレベルまで上昇しました。海外市場では、米雇用統計の前哨戦とされる米10月のADP全国雇用者数が発表され、結果は市場の事前予想22万人を上回る23万人となりました。強い雇用指標を受け、米ドル/円は6年10カ月ぶりの高値を更新し一時114.85円レベルまで上昇。しかし、その後発表された米ISM非製造業景況指数が市場の事前予想を下回る結果となりったほか、今週末に発表を控える米雇用統計の内容を見極めたいとの向きから節目となる115円台を試す動きにはならず、その後114円半ばレベルに押し戻される動きとなりました。

2014年11月5日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 113.515 114.822 113.400 114.634
ユーロ/円 142.435 143.445 142.358 143.124
豪ドル/円 99.142 99.712 98.225 98.512

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年11月6日)の展望

【米ドル/円】

上値では、節目となる115円台にしっかりとのせきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、114円ちょうどがサポートとして機能するかがポイントとなりそうです。114円台を割り込むと112円台前半レベルを意識した値動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 115.00 115.50 113.00 112.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では、節目の143円ちょうどにしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、142円ちょうど、141円ちょうどなどそれぞれの節目がサポートとして機能するかが焦点なりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 143.50 144.00 142.00 141.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では、直近高値の99.70円レベルをこなしつつ大台の100円に乗せることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、98円ちょうどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 99.50 100.00 98.00 97.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年11月6日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年11月6日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:30 (英)9月製造業生産指数(前月比) 0.3% 0.1%
★★ 18:30 (英)9月鉱工業生産指数(前月比) 0.4% 0.0%
★★★ 21:00 (英)英中銀資産買取プログラム規模 3750億ポンド 3750億ポンド
★★★ 21:00 (英)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 0.5% 0.5%
21:45 (欧) 欧州中央銀行(ECB)政策金利 0.05% 0.05%
22:30 (欧)ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見 N/A N/A
★★ 22:30 (米)前週分新規失業保険申請件数 28.5万件 28.7万件
22:30 (米)7-9月期四半期非農業部門労働生産性・速報値(前期比) 1.5% 2.3%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します