昨日(2014年10月29日)の動向
東京市場では、FOMC声明の発表を控えて米ドル/円は108円前半レベルで小幅な値動きとなりました。海外市場では、ポジション調整の米ドル売りに押され米ドル/円は一時107円後半レベルに下落。その後発表されたFOMC声明では、2012年9月からの量的緩和政策の終了が示され、注目されていた低金利政策の「相当な期間」の文言は残されたものの、「労働市場の緩みが徐々に縮小」と雇用について前向きな表現が盛り込まれるなど、比較的タカ派よりの内容となりました。これを受け市場は米ドル買いで反応、米ドル/円は108.95円レベルまで上昇しました。
2014年10月29日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 108.159 | 108.962 | 107.941 | 108.917 |
ユーロ/円 | 137.702 | 138.024 | 137.392 | 137.571 |
豪ドル/円 | 95.758 | 96.275 | 95.544 | 95.774 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年10月30日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円はFOMC声明を受けて109円に迫る上昇となりました。年初来高値の110.10円が視野に入っており、同水準を上抜けることができるかが大きなポイントとなりそうです。下値では直近のレジスタンスとなっていた108.15円レベルがブレイクされたことで今度はサポートとして機能するか注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 109.50 | 110.10 | 108.15 | 107.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円は137円後半レベルで小幅にもみ合う動きとなっています。上値では、138円台にしっかりとのせきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、節目の137円がサポートとして機能するかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 138.20 | 138.75 | 137.00 | 136.40 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値では96円台にしっかりとのせきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、日足・100日移動平均線が位置する94円台後半レベルがサポートとして意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 96.00 | 97.00 | 94.90 | 94.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年10月30日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年10月30日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 21:30 | (米)7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) | 3.0% | 4.6% |
★★ | 21:30 | (米)前週分新規失業保険申請件数 | 28.5万件 | 28.3万件 |
★★★ | 22:00 | イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 | N/A | N/A |
★★ | 22:00 | (独)10月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比) | -0.1% | 0.0% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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