昨日(2014年9月18日)の動向

前日のFOMC声明で、2015年末の金利見通しが上方修正されたことを受け早期利上げ観測が台頭。米ドル/円は、株高や米国債利回りの上昇を受けて2008年9月のリーマンショック以来となる108.96円レベルまで上昇しました。その後は目先の達成感や急ピッチな米ドルの上昇に対する高値警戒感から上昇幅を縮め、米ドル/円は108円半ばレベルで揉み合う動きとなりました。英ポンドは、スコットランド独立に関する住民投票で反対派が賛成派を上回るとの報道を受け買い安心感が広がり、対円対ドルともに1%近い上昇となりました。

2014年9月18日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 108.340 108.961 108.330 108.688
ユーロ/円 139.311 140.518 139.160 140.444
豪ドル/円 97.040 97.725 97.037 97.675

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年9月19日)の展望

【米ドル/円】

2008年9月のリーマンショック以前の高値水準へ回復したことから、高値警戒感が出ているもよう。また、109円台後半にかけてはオプションの防戦に絡んだ米ドル売りなどが観測されており、上値の重さも意識されそうです。一方で、FOMC声明により早期利上げ観測が台頭しており、調整局面に入ったとしても下値は限定的と見る向きもありようです。上値では、109円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方、下値では、107.50円や108円ちょうどレベルなど各節目がサポートとして機能するかを見極めながらの取引となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 109.20 110.00 108.20 107.70

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

米ドル/円の上昇やジョーダン・スイス中銀総裁のスイスフラン売りユーロ買い介入への言及にサポートされユーロは対円でも堅調に推移しています。一方で、ECBは更なる量的緩和政策を明言しており、米ドル/円上昇の勢いが後退するとユーロ/円も調整局面に入る可能性も指摘されています。上値では、140円台半ばや141円ちょうどなど各節目を意識しての値動きとなりそうです。一方下値では、節目の140円ちょうどや日足・100日移動平均が意志する139.75円レベルなどが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 140.70 141.20 139.10 138.70

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

米ドル/円の上昇や株高を受けて堅調に推移しています。上値では、98円台ちょうどをしっかりと上抜けることができるかが焦点となりそうです。一方、下値では、日足・50日移動平均線が位置する96.30円レベル、節目の96円ちょうどや日足・100日移動平均線が位置する95.80円レベルなどが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 97.73 98.60 97.00 96.60

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年9月19日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年9月19日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:30 (カナダ)8月CPI(前年比) 2.1% 2.1%
★★ 21:30 (カナダ)8月CPIコア(前年比) 1.8% 1.7%
21:30 (カナダ)7月卸売売上高(前月比) 0.8% 0.6%
★★ 23:00 (米)8月景気先行指数(前月比) 0.4% 0.9%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します