昨日(2014年7月17日)の動向
マレーシア民間機がウクライナ領内で撃墜されたとの報道やイスラエルによるガザ地区侵攻により地政学的リスクが高まり、リスク回避の円買いが加速。NYダウが前日比161ドル安となったことも安全資産である円買いにつながり、米ドル/円は101.16円レベルまで下落しました。プーチンロシア大統領とオバマ米大統領が緊急電話会談を行い事態の鎮静化を図ったものの、恐怖指数と言われるVIX指数や金が大幅上昇するなど、投資家のリスク回避の動きが継続。クロス/円も英ポンド/円を中心に1円近い下落となりました。
2014年7月17日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 101.675 | 101.695 | 101.132 | 101.164 |
ユーロ/円 | 137.510 | 137.539 | 136.800 | 136.830 |
豪ドル/円 | 95.213 | 95.264 | 94.523 | 94.568 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年7月18日)の展望
【米ドル/円】
地政学的リスクの高まりから円が買われやすい地合いが続いています。ただ、100円台では投資家の米ドル買い意欲も強いとの声もあるようです。下値では、5月21日安値100.80円レベルがサポートとして機能するかがポイントとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 101.400 | 101.600 | 100.800 | 100.000 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
EU首脳会議での対ロシア追加制裁観測や地政学的リスクの高まりから、ユーロが売られやすい状況が続いています。テクニカル的にも下落トレンドが形成されつつあり、下値では136円ちょうどでサポートされるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 137.200 | 137.600 | 135.800 | 135.200 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
地政学的リスクの高まりから、不安定な値動きとなっています。直近安値94.70円レベルを下抜けており、上値では、95円台を早期に回復できるかが焦点となりそうです。95円台が重いと94円台割れが視野に入ってきそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 94.700 | 95.200 | 94.200 | 93.800 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年7月18日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年7月18日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 21:30 | (カナダ)6月CPI(前年比) | +2.3% | +2.3% |
★★ | 21:30 | (カナダ)6月CPIコア(前年比) | +1.7% | +1.7% |
★★ | 21:30 | (カナダ)5月卸売売上高(前月比) | +0.6% | +1.2% |
★★ | 22:55 | (米)7月ミシガン大学消費者信頼感指数<速報値> | 83.0 | 82.5 |
★★ | 23:00 | (米)6月景気先行指数(前月比) | +0.5% | +0.5% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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