昨日(2014年7月14日)の動向

東京市場では、日経平均株価の上昇などを受け、米ドル/円は101円台半ばレベルで底堅く推移。海外市場では、米銀大手シティグループの好決算を受けてNYダウが史上最高値更新。米株価が堅調となると、同時に米長期金利も上昇し、米ドル/円は一時101.60円レベルまで上昇する展開となりました。ただ、日銀決定会合やイエレンFRB議長の議会証言などの重要イベントを控え全体的に様子見ムードが強く、上昇一服後は101円台半ばレベルで小幅にもみ合う動きとなりました。

2014年7月14日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.323 101.621 101.313 101.531
ユーロ/円 137.865 138.441 137.820 138.265
豪ドル/円 94.999 95.440 94.992 95.347

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年7月15日)の展望

【米ドル/円】

下値では、101円ちょうどが米ドル/円のサポートとして意識されそうです。一方上値では、節目の101.50円レベルや日足・200日移動平均線が位置する102円台手前の水準などを意識しての値動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 101.800 102.100 101.200 101.000

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では、138円台をしっかりと回復できるかが焦点となりそうです。一方、下値では、7月10日の安値137.50円レベルがサポートとして機能するかが意識されそうです。本日は、景気の先行きを示すZEW景況感調査が発表されます。市場の事前予想では、28.2と7ヵ月連続の下落が予想されており、景気の先行きに慎重な見方が強まっています。市場の事前予想を下回る内容となるとECBへの更なる金融緩和圧力が増すことが予想され、ユーロの上値が一段と重くなるとの見方もあるようです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 138.500 138.800 137.800 137.400

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

下値では、日足・100日移動平均線が位置する94円台半ばレベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方、上値では、95円台半ばレベルや96円台ちょうどなどが意識されそうです。市場では、本日発表されるRBA議事録の内容に注目が集まっているようです。前回の議事要旨では、「現行の刺激策は景気回復に不十分」とハト派的な内容となりました。今回も同様にハト派的な内容が示されると当面の利上げ観測が後退し、豪ドルは弱含む展開が予想されます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 95.600 96.000 95.000 94.700

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年7月15日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年7月15日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 17:30 (英)6月CPI(前月比) -0.1% -0.1%
★★★ 17:30 (英)6月CPIコア(前年比) +1.7% +1.6%
★★ 17:30 (英)6月小売物価指数(前月比) ±0.0% +0.1%
★★ 17:30 (英)6月小売物価指数(前年比) +2.5% +2.4%
★★ 17:30 (英)6月PPIコア(前年比) +1.0% +1.0%
★★ 18:00 (独)7月ZEW景況感調査 28.2 29.8
★★ 18:00 (欧)7月ZEW景況感調査 N/A 58.4
★★★ 21:30 (米)6月小売売上高(前月比) +0.6% +0.3%
★★★ 21:30 (米)6月小売売上高(除自動車)(前月比) +0.5% +0.1%
★★ 21:30 (米)7月NY連銀製造業景気指数 17.00 19.28
21:30 (米)6月輸入物価指数(前月比) +0.4% +0.1%
23:00 (米)5月企業在庫 +0.6% +0.6%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します