昨日(2014年7月10日)の動向

東京市場では、昨日公表されたFOMC議事録で利上げに関する手掛かりが無かったことや、日経平均株価が下落したことなどにより、米ドル/円は101円半ばレベルで上値の重い展開となりました。海外市場では、ポルトガル大手銀行の債務問題が報道されるとリスク回避の円買いが進展。また、米株価が下落したことなどが嫌気され、米ドル/円は一時101.10円レベルまで下落しました。

2014年7月10日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.627 101.647 101.067 101.338
ユーロ/円 138.625 138.671 137.495 137.900
豪ドル/円 95.643 95.887 94.700 95.199

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年7月11日)の展望

【米ドル/円】

直近安値101.30円レベルを下抜けてきたことから下値では、101円台割れを意識しながらの値動きとなりそうです。一方上値では、節目の101.50円レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 101.700 102.000 101.050 100.800

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では138円台を早期に回復できるかが焦点となりそうです。一方下値では、節目の138円を割り込んだ事から、昨日安値137.50円レベルや節目137円ちょうどなどを意識しながらの値動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 139.000 139.200 137.500 137.000

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

オーストラリアの雇用統計が発表され、就業者数は上回ったものの、失業率は過去10年でワーストタイの6.0%となりました。また、中国の6月貿易統計も市場の事前予想を下回る内容となったことから、豪ドル/円は一時94.70円レベルまで下落しました。下値では、一時95円レベルを割り込んだものの長い下ひげを残し再度95円台に乗せていることから、95円ちょうどがサポートして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.000 96.500 95.300 94.700

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年7月11日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年7月11日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:00 (独)6月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比) 0.3% 0.3%
3:00 (米)6月月次財政収支 790億ドル -1300億ドル
★★ 20:00 (英)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 0.50% 0.50%
★★ 20:00 (英)英中銀資産買取プログラム規模 3750億ポンド 3750億ポンド
21:30 (米)前週分新規失業保険申請件数 31.5万人 31.5万人
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します