昨日(2014年7月2日)の動向

東京市場では、日経平均株価の上昇などをうけ、米ドル/円は101円台半ばレベルで底堅く推移。海外市場では、米ADP雇用統計が市場の事前予想を大幅に上回る好結果となったことから、米ドル/円は101.80円レベルまで上昇しました。強い雇用指標の結果を背景に米10年債利回りが上昇したことも米ドル買い支援材料となったようです。

2014年7月2日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.561 101.850 101.418 101.776
ユーロ/円 139.918 139.073 138.555 139.008
豪ドル/円 96.454 96.457 95.892 96.109

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年7月3日)の展望

【米ドル/円】

上値では、日足・200日移動平均が推移する101.70円レベルをしっかりと上回ることができるかが焦点となりそうです。同ラインをしっかりと上抜けてきた場合、日足25日移動平均線が位置する102円台ちょうどの水準や日足・100日移動平均線が位置する102.20円レベルを意識しての値動きが予想されます。一方下値では、節目の101円台半ばレベルや直近安値101.20円レベルなどが意識されそうです。なお、7月4日(金)は米独立記念日のため、米雇用統計は前倒しで本日7月3日(木)の発表となります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.000 102.550 101.700 101.200

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では心理的節目139円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、直近下げ渋った138円ちょうどの水準がサポートとして機能するか注目です。本日発表が予定されている米雇用統計の結果を受けた米ドル/円の動きに左右される展開も予想されており、同指標の内容に注意を払いたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 139.000 139.450 138.000 137.700

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪貿易収支の結果が市場の事前予想より悪化したことが嫌気され、豪ドル/円は一時96円台を割り込む動きとなりました。上値では、4月4日に付けた96.50円レベルを上抜くことができるかが焦点となりそうです。一方下値では、政策金利発表前の水準95円台半ばレベルがサポートとして機能するかに注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.500 97.000 95.400 95.000

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年7月3日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年7月3日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 10:30 (豪)5月小売売上高(前月比) 0.0% 0.2%
★★ 16:55 (独)6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 54.8 54.8
★★★ 20:45 欧州中央銀行(ECB)政策金利 0.15% 0.15%
★★★ 21:30 (米)失業率 6.3% 6.3%
★★★ 21:30 (米)6月非農業部門雇用者数変化(前月比) 21.5万人 21.7万人
★★★ 23:00 (米)6月ISM非製造業景況指数(総合) 56.3 56.3
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します