昨日(2014年7月1日)の動向

東京市場では、6月の日銀短観が公表され、市場の事前予想より弱い内容となりましたが、市場の反応は限定的となりました。むしろこの日は、日経平均が200円を超える上昇となったことが材料視され、米ドル/円は101円台半ばレベルまで上昇しました。海外市場でも、米ドル/円は米株高・債券安を背景に101円台半ばレベルで底堅く推移。なお、豪ドル/円がこの日対円で上昇。オーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利を2.5%で据え置きを決定した一方で、豪ドル高をけん制する発言が無かったことから、豪ドル/円は約3ヵ月ぶりの高値96.50円レベルを付けました。

2014年7月1日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.313 101.590 101.289 101.523
ユーロ/円 138.715 139.132 138.683 138.868
豪ドル/円 95.540 96.503 95.425 96.405

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年7月2日)の展望

【米ドル/円】

上値では、日足・200日移動平均が推移する101.70円レベルが意識されそうです。一方下値では、一昨日の安値101.25円レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 101.700 102.400 101.250 100.800

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では、心理的節目139円台をしっかり上抜くことができるかが焦点となりそうです。139円台手前で上値を抑えられた場合、下値ターゲットとして意識されている138円との間でレンジ相場を形成する可能性が指摘されています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 139.000 139.450 138.000 137.700

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

昨日の上昇で、直近レジスタンスとして意識された96円台を上抜く展開となりました。今後は50銭刻みで上値を追う展開が予測されます。一方下値では日足・25日移動平均の位置する95.55円レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.500 97.000 95.550 95.000

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年7月2日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年7月2日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:30 (英)6月建設業購買担当者景気指数(PMI) 59.8 60
18:00 (欧)5月卸売物価指数(PPI)(前月比) 0.0% 0.1%
18:00 (欧)5月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) -1.0% -1.2%
★★ 21:15 (米) 6月ADP雇用統計(前月比) 20.5万人 17.9万人
★★★ 23:00 (米)5月製造業新規受注(前月比) -0.3% 0.7%
★★ 0:00 (米)イエレン米連邦準備理事会(FRB) N/A N/A
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します