昨日(2014年6月5日)の動向

東京市場では、重要イベントを控え様子見ムードが強まり、米ドル/円は102円台半ばレベルでもみ合う動きとなりました。海外市場では、ECB(欧州中央銀行)が政策金利を引き下げたほか、主要国初となるマイナス金利の導入(民間銀行がECBに預け入れる金利をマイナスにする追加緩和策)を決定したことで、一時ユーロが主要通貨に対して下落。米ドル/円は対ユーロでの米ドル買いを受けて102.75円レベルまで上昇しました。その後、ユーロが反発する動きとなったことや、米長期金利が低下したことで、一時102.35円レベルまで下落。上下を試した後は再び重要イベントを控え様子見ムードが強まり、米ドル/円は102円台半ばレベルでもみ合う動きとなりました。

2014年6月5日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.723 102.751 102.344 102.417
ユーロ/円 139.695 139.981 138.683 139.929
豪ドル/円 95.295 95.694 94.893 95.662

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年6月6日)の展望

【米ドル/円】

上値では、節目となる103円ちょうどを超えることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、日足・200日移動平均線が位置する101円台半ばレベルがサポートとして機能するかが注目されます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 103.000 103.200 102.500 101.900

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は長い下ひげを残した陽銭引けとなりました。上値では、大台の140円台に乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では節目の139円ちょうどや日足・200日移動平均線が位置する138円台半ばレベルが意識されそうです

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 140.000 140.250 139.200 138.850

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では、96円ちょうどをしっかり超えられるかが焦点となりそうです。一方下値では、節目となる95円ちょうどや、日足・5日移動平均線が位置する94円台後半レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.000 96.500 95.000 94.500

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年6月6日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年6月6日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 21:30 (米)5月非農業部門雇用者数変化(前月比) 21.5万人 28.8万人
★★★ 21:30 (米)5月失業率 6.4% 6.3%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します