昨日(2014年5月27日)の動向

東京時間では、株価を受けやや円売りが優勢となったものの、後場にかけて日経平均株価の上昇幅が縮小すると米ドル/円も軟化し、一時101.72円レベルまで下落する展開となりました。海外市場では、米長期金利の上昇や米経済指標の好転を受けた米ドル買いがやや優勢となり、米ドル/円は一時102円台を回復。ただ、積極的に上値を追う展開とはならず、その後は102円台を挟み狭いレンジ内での取引となりました。ウクライナ東部の作戦で数十名の死者が出ているとの報道やノボトニー・オーストリア中銀総裁が「来週のECB理事会で利下げについて議論」と発言しましたが、市場の反応は限定的でした。

2014年5月27日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.918 102.145 101.723 101.968
ユーロ/円 139.066 139.359 138.800 139.027
豪ドル/円 94.173 94.546 94.150 94.408

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年5月28日)の展望

【米ドル/円】

日足・ボリンジャーバンドでは、MA21を挟んで推移しており、方向性が出ていません。上値では、日足100日移動平均線が位置する102.40円レベル、下値では日足・200日移動平均線が位置する101.30円レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.150 102.400 101.800 101.500

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「来週のECB理事会で利下げについて議論」と発言するなど、金利先安観から上値が重い展開が予想されます。また日足、週足ボリンジャーバンドは共に下降トレンドを示しています。上値では、139円台半ばレベルをしっかりと上抜くことができるかが焦点となりそうです。一方、下値では、日足・200日以降平均線がサポートとして機能するかがポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 139.400 140.000 138.800 138.100

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は93円台からじりじりと値を戻す展開が継続しています。上値では、日足ボリンジャーバンドMA21にあたる94.80円レベルが短期的な高値のターゲットとなりそうです。一方下値では、日足・一目均衡表の雲の下限が位置する93.30円レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.800 95.100 94.200 93.600

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年5月28日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年5月28日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 16:55 (独)失業者数(前月比) -1.50万人 -2.50万人
★★ 16:55 (独)5月失業率 6.7% 6.7%
★★ 18:00 (欧)5月消費者信頼感(確定値) -7.1 -7.1
20:00 (欧)5月消費者信頼感(確定値) N/A 0.9%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します