昨日(3月12日)の動向

東京市場では日経平均株価が大幅に下落したことを受け、米ドル/円は103.00レベルを挟んで神経質な値動きとなりました。海外市場では、中国の金融問題や銅価格の下落に加え、クリミア半島情勢への警戒感が再度意識される中、ナイト・セッションの日経平均先物や欧州株式相場が軟調に推移したことを受け、リスク回避姿勢が強まり米ドル/円は一時102円半ばレベルまで下落。その後、ダウ平均株価が一時プラス圏まで浮上する場面では102.80レベルまで切り返すも、再びダウ平均株価が下落に転じたため、米ドル/円は上値が重く102.70レベルでもみ合いとなりました。

3月12日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.946 103.097 102.569 102.749
ユーロ/円 142.678 142.972 142.245 142.842
豪ドル/円 92.41 92.48 91.652 92.327

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年3月13日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は中国やクリミア半島情勢への警戒感がくすぶり続ける中続落し103円台を割れております。上値の目途は、心理的節目の103円レベルを再び回復できるかに注目です。また、同水準を上回った場合、米雇用統計発表後の高値103.70レベルが焦点となりそうです。一方下値では昨日安値の102円半ばレベルや、心理的節目の102.00レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 103.00 103.70 102.50 102.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円はプラート欧州中央銀行(ECB)専務理事が「必要と判断すれば行動するが、まだその時ではない」と発言したことで、小幅に反発しております。上値目途としては、3月11日高値の143.40レベルや、心理的節目の144.00レベルが意識されそうです。一方下値目処は、昨日安値の142.20レベルに注目が集まりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 143.40 144.00 142.20 141.80

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

中国への警戒感から豪ドル円は上値が重くなっております。上値目処としては心理的節目の93.00レベルを回復できるかに注目が集まります。一方下値目処としては、昨日安値の91.60レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 93.00 93.50 91.60 91.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年3月13日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年3月13日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:30 (米)2月-小売売上高(前月比) 0.2% -0.4%
★★ 21:30 (米)2月-小売売上高(除自動車)(前月比) 0.1% 0.0%
21:30 (米)前週分-新規失業保険申請件数 33.0万件 32.3万件
3:00 (米)2月-月次財政収支 -1950億ドル -104億ドル
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します