昨日(3月10日)の動向
東京市場では米ドル円・クロス円が上値の重い動きとなりました。週末に発表された中国2月の貿易収支が大幅赤字で、消費者物価指数・生産者物価指数も市場予想を下回ったことから、中国経済の下振れ懸念が強まり、リスク回避の円買いが強まりました。海外市場では米雇用統計を終えて、来週19日のFOMCまで大きな材料が見当たらないなか、加えて中国の貿易統計や物価指標のさえない結果もあり、リスク回避が優勢となりました。ダウ平均は一時100ドル安近辺まで売られ、まちまちだった欧州株も総じてマイナスとなり、米ドル円は方向感なく103.40レベルから103.15円レベルの間で推移しました。
3月10日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.141 | 103.399 | 102.938 | 103.258 |
ユーロ/円 | 143.081 | 143.624 | 142.85 | 143.273 |
豪ドル/円 | 93.372 | 93.61 | 92.897 | 93.128 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年3月11日)の展望
【米ドル/円】
先週末の米雇用統計を終え、材料難であることから、米ドル円は方向感の無い値動きとなっております。上値の目途は、昨日に引き続き米雇用統計発表後の高値103.70レベルとなりそうです。一方下値では日足100日移動平均線が位置する102.17レベルがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.70 | 104.00 | 102.80 | 102.10 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ圏は本日、注目度の高い経済指標が無いため方向感に乏しい値動きとなりそうです。上値では引き続き節目となる145円ちょうどになりそうです。一方下値では節目となる142.00レベルとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 143.80 | 145.00 | 142.50 | 142.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
今週の木曜日に豪雇用統計・失業率が控えているため、豪ドル円は上下共に方向感の無い値動きとなりそうです。上値では94.00レベルとなりそうです。一方下値ターゲットとして、日足100日移動平均が位置する92.55レベルがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 94.50 | 95.00 | 92.50 | 92.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年3月11日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年3月11日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 16:00 | (独)1月-貿易収支 | 142億ユーロ | 150億ユーロ |
★★ | 18:30 | (英)1月-鉱工業生産指数 | 0.2% | 0.4% |
★ | 23:00 | (米)1月-卸売在庫 | 0.4% | 0.3% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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