昨日(3月5日)の動向

東京市場では、ロシアのウクライナに対する軍事介入懸念が後退したものの、先行きの不透明感が残っていることもあり、依然様子見ムードが強い展開が続いています。海外市場ではリスク回避ムードの後退で円売りが優勢。ドル円は102.40近辺へと小幅に高値を伸ばし、クロス円も総じて堅調。ウクライナの緊張緩和を背景として、円は軟調な展開となり、米ドル/円は102.54レベルまで上値を伸ばしました。しかしその後、米2月ADP全国雇用者数、米2月ISM非製造業景況指数が市場予想を下回り、米長期金利低下の影響にも押され、102.30レベルまで反落しました。

3月5日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.258 102.545 102.115 102.28
ユーロ/円 140.544 140.77 140.187 140.463
豪ドル/円 91.489 92.072 91.213 91.896

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年3月6日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円はリスク回避ムードの後退で円売りが優勢となりましたが、米雇用統計の発表を控えているため方向感のない展開となりました。上値目途としましては日足50日移動平均が位置する103.11レベルとなりそうです。一方下値では日足100日移動平均が位置する102円ちょうどを維持できるかに注目が集まります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.80 103.10 101.40 101.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

本日はECB政策金利発表、ドラギECB総裁講演が控えているためユーロ円は内容次第では大きく動く展開となりそうです。上値目途としましては日足一目均衡表の雲上限が位置する141.70レベルとなりそうです。一方下値ターゲットとしましては節目となる140円ちょうどを維持できるかに注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 141.00 141.50 138.80 138.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

昨日の豪GDPは市場予想を上回ったため上値を拡大。上値目途としては日足100日移動平均が位置する92.57レベルとなりそうです。一方下値目途としては91円前半レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.70 93.00 90.00 89.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年3月6日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年3月6日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 20:00 (独)1月-製造業受注指数 0.9% -0.5%
★★ 21:00 (英)英中銀MPC・政策金利発表 0.5% 0.5%
★★★ 21:45 (欧)ECB・政策金利発表 0.25% 0.25%
★★ 22:30 (米)新規失業保険申請件数 33.6万人 34.8万人
★★ 22:30 (加)1月-住宅建設許可件数 1.7% -4.1%
★★ 0:00 (米)1月-製造業受注指数 -0.5% -1.5%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します