昨日(2月28日)の動向
東京市場は、ウクライナ情勢の緊迫化や中国人民元安が嫌気され日経平均株価が一時180円超安まで下落しました。その結果、リスク回避姿勢が強まり、米ドル/円は101.50手前レベルまで下落しました。しかし海外市場では、米シカゴ購買部協会指数(PMI)や米ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことを受け、ダウ平均株価や米長期金利が上昇し、米ドル/円も102.30レベルまでつれ高となりました。しかし、ウクライナのトゥルチノフ暫定大統領が「ロシアは同国に対し武力侵略を開始」との発言したことを受け、米ドル/円は101.70レベルまで下落しました。その後は、101.80レベルで神経質な値動きとなりました。週明けの東京市場では、ウクライナ情勢の緊張が更に高まったため、米ドル/円は101.50レベル割れの水準まで下落しております。
2月28日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.461 | 102.681 | 102.166 | 102.468 |
ユーロ/円 | 140.051 | 141.114 | 139.127 | 140.504 |
豪ドル/円 | 91.59 | 91.602 | 90.696 | 90.957 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年3月3日)の展望
【米ドル/円】
ウクライナ情勢の緊迫化を受け、米ドル/円は101円台半ばで推移しております。上値目処としては、2月21日高値の102.80レベルが意識されそうです。一方下値目処としては、本日安値の101円台半ばレベルに注目が集まります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.60 | 102.80 | 101.40 | 101.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ圏消費者物価指数(HICP)が市場予想を上回ったことを受け、ユーロ円は一時141円台まで上昇するも、ウクライナ情勢の緊迫化を受け140.00レベルで推移しております。上値の目処としては、2月21日高値の141.20レベルが意識されそうです。一方下値では、日足一目均衡表の雲の下限が位置する139.70レベルがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 141.20 | 141.70 | 139.70 | 139.20 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円は中国やウクライナ情勢への警戒感から売られやすい地合いとなっております。上値目処としては、心理的節目の92円台を再び回復できるかに焦点が集まりそうです。一方下値目処としては、本日の安値90円台前半レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 92.00 | 92.40 | 90.00 | 89.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年3月3日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年3月3日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:55 | (独) 2月-製造業PMI(確報値) | 54.7 | 54.7 |
★★ | 18:00 | (欧) 2月-製造業PMI(確報値) | 53.0 | 53.0 |
★★ | 18:30 | (英) 2月-製造業PMI | 56.9 | 56.7 |
★★ | 22:30 | (米) 1月-個人所得(前月比/年率) | 0.20% | 0.10% |
★★ | 22:30 | (米) 1月-個人消費支出(前月比) | 0.10% | 0.40% |
★★ | 22:30 | (米) 1月-PCEコア・デフレーター(前月比) | 0.20% | 0.10% |
★ | 22:58 | (米) 2月-マークイットPMI(確報値) | 56.6 | 53.7 |
★★★ | 0:00 | (米) 2月-ISM製造業景況指数 | 52.0 | 51.3 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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