昨日(2月27日)の動向

東京市場は、下落して始まった日経平均株価がプラス圏に浮上したことで米ドル/円は一時102.40近辺まで上昇したものの、ウクライナ情勢への警戒感から上値が重く推移しました。海外市場では、ウクライナ情勢の緊迫化が再度意識されたことや、同国のデフォルト懸念などを背景に投資家のリスク志向が低下。ナイト・セッションの日経平均株価が一時200円超売り込まれる展開となり、米ドル/円は101.70近辺まで下落しました。しかし、米耐久財受注が市場予想を上回ったことを受け、米長期金利の低下幅が縮小、米ドル/円は102.20近辺まで回復しました。その後は、102.10近辺でもみ合う展開となりました。

2月27日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.37 102.441 101.722 102.107
ユーロ/円 140.089 140.22 138.786 139.992
豪ドル/円 91.775 91.801 90.709 91.526

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年2月28日)の展望

【米ドル/円】

米経済指標を受け株価が堅調に推移したことで、米ドル/円は一時102円台を割り込むも下げ渋る展開となっております。上値目処としては、2月21日高値の102.80近辺が意識されそうです。一方下値目処としては、昨日安値の101.70近辺に注目が集まります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.60 102.80 101.70 101.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ウクライナ情勢の緊迫化から、ユーロ円は一時139円台を割り込むも、ダウ平均株価が堅調に推移したことで140円台を回復しました。上値の目処としては、2月21日高値の141.20近辺が意識されそうです。一方下値では、日足一目均衡表の雲の下限が位置する139.50近辺があげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 140.80 141.20 139.50 138.80

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は中国やウクライナ情勢への警戒感から売られやすい地合いとなっております。上値目処としては、心理的節目の92円台を再び回復できるかに焦点が集まりそうです。一方下値目処としては、昨日安値の90.70近辺が意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.00 92.40 91.00 90.70

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月28日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年2月28日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
19:00 (欧) 1月-失業率 12.0% 12.0%
★★ 19:00 (欧) 2月-CPIコア(速報値/前年比) 0.8% 0.8%
★★★ 22:30 (米) Q4-GDP(改定値/前期比年率) 2.50% 3.20%
★★ 22:30 (米) Q4-PCEコア・デフレーター(改定値/前期比) 1.1% 1.1%
★★ 22:30 (加) Q4-GDP(前年比) 2.5% 2.6%
23:45 (米) 2月-シカゴ購買部協会景気指数 56.4 59.6
★★ 23:55 (米) 2月-ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) 81.2 81.2
0:00 (米) 1月-中古住宅販売保留(前月比) 1.8% -8.7%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します