昨日(2月11日)の動向

東京市場は休場であったため、全般的に動意に欠ける展開となったものの、シカゴ日経平均先物や時間外のダウ先物が堅調に推移していることを受け、米ドル/円は一時102.40円近辺まで上昇しました。海外市場では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で、FOMCが引き続き慎重なペースでQE縮小を継続する方針を示唆したものの、労働市場の回復については「QE縮小を完了するには程遠い」との見解が示されドル売りが加速。米ドル/円は一時102.20割れのレベルまで下落しました。しかしその後、イエレンFRB議長のハト派な姿勢が確認されたことでリスク選好地合いとなり、ダウ平均株価の上昇を背景に米ドル/円は102.60近辺まで上昇。その後は、102.60近辺でもみ合いとなりました。

2月11日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.240 102.697 102.078 102.62
ユーロ/円 139.516 140.284 139.286 139.949
豪ドル/円 91.507 92.888 91.339 92.757

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年2月12日)の展望

【米ドル/円】

ダウ平均株価の上昇がサポートとなり米ドル/円は上昇しております。先週月曜日につけた高値、102円90銭を上回り103円台に乗せることができるかに注目です。下値サポートは、米雇用統計発表時の安値101円50銭レベルが機能するかに焦点が集まっております。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.90 103.40 101.40 101.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は米ドル/円の上昇を受けつれ高となっております。上値では節目の140円台をキープし141円台に乗せることができるかに注目です。一方下値では、2月10日安値の139.10レベルや、その水準を下回った場合日足一目均衡表の雲の下限が位置する138円台半ばに焦点が集まりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 140.50 141.00 139.10 138.50

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

リスク選好地合いとなる中、豪ドル/円は大幅に上昇しております。目先上値ターゲットとして、心理的節目の93.00レベルがあげられます。一方下値ターゲットとしては、昨日安値の90.90レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 93.00 93.50 90.90 90.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月12日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年2月12日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
19:00 (欧)12月-鉱工業生産指数(前月比) -0.30% 1.80%
21:00 (米)前週分-MBA住宅ローン申請指数 - 0.40%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します