米ドル円大幅続落、株価軟調でリスク回避姿勢の動き強まる

昨日（1月24日）の動向

東京市場では、日経平均株価が一時400円超安まで下落したため投資家のリスク回避姿勢が強まり、米ドル/円は一時103.10レベルまで下落しました。その後、海外市場では新興国通貨が大幅に続落していることを受け、投資家のリスク回避姿勢が強まったことで円が買い進まれ、米ドル/円は102円割れの水準まで下落。売り一巡後は、急ピッチで値を下げた反動から102.70近辺まで買い戻されました。しかしその後は、ダウ平均株価の下落や、米10年債金利が低下していたことから戻りが鈍く、102.30近辺でもみ合いとなりました。
週明けの東京市場朝方は、日経平均株価が下落するとの思惑から再び米ドル/円が102円割れの水準まで下落。先週に引き続き上値重く推移しております。

1月24日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	103.288	103.595	102.001	102.263
ユーロ/円	141.444	141.782	139.756	139.929
豪ドル/円	90.567	90.866	88.522	88.798

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2014年1月27日）の展望

【米ドル/円】

新興国をはじめとして世界的に、株式市場が軟調に推移していることを受け米ドル/円は続落しております。下値ターゲットとしては日足の75日移動平均線が位置する101.70レベルや日足の一目均衡表、雲の下限が位置する100.80レベルに注目が集まりそうです。一方上値ターゲットとしては、日足の一目均衡表、雲の上限が位置する102.70レベルや、心理的節目の103.00レベルに焦点が集まりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	102.70	103.00	101.70	100.80

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

投資家のリスク回避姿勢が強まったためユーロ/円は下落しております。下値ターゲットとしては、心理的節目の139.00レベルや日足の75日移動平均線が位置する138.50レベルがあげられます。一方上値ターゲットとしては、140円台をしっかりと回復し、日足の一目均衡表、雲の上限が位置する140.20レベルを上抜けすることができるかに注目が集まります。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	140.20	141.00	139.00	138.50

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

豪準備銀行（RBA）のリドアウト氏が「経済にとって1豪ドル＝0.8000米ドルが公正な取引のようだ」と発言したことを受け、豪ドル/米ドルが下落したため、豪ドル/円は大幅続落となっております。下値ターゲットとしては、心理的節目の88.00レベルがあげられます。一方上値ターゲットとしては、再び90円台を回復できるかに注目が集まります。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	90.00	91.00	88.00	87.00

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年1月27日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2014年1月27日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★	18:00	(独)1月-IFO景気動向指数(期待値)	108.0	107.4
★★	0:00	(米)12月-新築住宅販売件数	45.7万件	46.4万件
★★	0:30	(米)1月-ダラス連銀製造業活動指数	-	3.1

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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