昨日(1月9日)の動向

東京市場では、日銀の白井さゆり審議委員の講演で追加緩和の可能性が示唆されたことを受け、米ドル/円は一時105円に迫る動きとなりました。ただ、日経平均株価が200円超安となったことから、上値も重く方向感を欠く動きとなりました。海外市場では、時間外のダウ平均先物が上昇したことを受け105円台に乗せる場面があったものの、米雇用統計を控え積極的な売買が手控えられ、その後は104円台後半レベルでもみ合う展開となりました。

1月9日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 104.86 105.053 104.577 104.818
ユーロ/円 142.381 143.036 142.039 142.606
豪ドル/円 93.23 93.429 92.929 93.266

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年1月10日)の展望

【米ドル/円】

上値では心理的節目105円台をしっかりと回復できるかが焦点となりそうです。105円台を上抜けてきた場合、1月2日の高値105.40レベルを意識しての値動きとなりそうです。一方下値では6日の安値103.90レベルや日足・一目均衡表の基準線が位置する103円台半ばレベルなどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 105.00 105.40 103.90 103.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ドラギ総裁の会見で、ハト派な姿勢が再度確認されたことを受け、ユーロ/円は上値が重い展開となっています。上値では節目の143円台を回復できるかに注目が集まりそうです。一方、下値では、日足・一目均衡表の基準線が位置する142.00レベルや6日の安値141半ばレベルなどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 143.00 143.50 142.00 141.50

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では94円台をしっかりと上抜けることができるかが焦点となりそうです。一方、下値ターゲットとしては日足・一目均衡表の基準線が位置する92.60レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.00 94.30 92.60 92.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年1月10日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年1月10日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:30 (英)11月-鉱工業生産指数(前月比) 0.40% 0.40%
★★★ 22:30 (米)12月-非農業部門雇用者数(前月比) 19.5万人 20.3万人
★★★ 22:30 (米)12月-民間部門雇用者数(前月比) 19.5万人 19.6万人
★★★ 22:30 (米)12月-失業率 7.00% 7.00%
★★ 22:30 (加)12月-失業率 6.90% 6.90%
★★ 22:30 (加)12月-雇用ネット変化率(前月比) 1.41万人 2.16万人
0:00 (米)11月-卸売売上高(前月比) 0.70% 1.00%
0:00 (米)11月-卸売在庫(前月比) 0.40% 1.40%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します