昨日(1月6日)の動向

東京市場では、日経平均株価の大幅下落を受けポジション調整などによる円高が進行。日経平均株価が一時426円安と下げ幅を広げると、米ドル/円は104円台後半レベルから104.15レベルまで下落しました。欧州市場では、ユーロ圏のサービスPMIの結果を受けユーロが対円などで上昇。ユーロ/円も上昇につれ高となり、米ドル/円は再び104円台後半レベルまで上昇する展開となりました。NY市場では、米12月のISM非製造業部門総合指数が市場の事前予想を下回り、2カ月連続で低下したことが嫌気され米ドル/円は一時104円を割り込み、103.90レベルまで下落。ただ、104円台割れ水準では下げ渋り、104円台前半レベルを回復してNYクローズを迎えました。

1月6日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 104.776 104.941 103.909 104.226
ユーロ/円 142.423 142.776 141.498 142.025
豪ドル/円 93.829 94.071 93.199 93.455

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年1月7日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は一時104円を割り込む動きとなったものの、104円台割れの水準では下げ渋る動きとなりました。下値ターゲットとして昨日安値103.90レベルや日足・一目均衡表の基準線が位置する103円台半ばレベルなどがあげられます。一方上値ターゲットとして、日足・一目均衡表の転換線が位置する104.70レベルや心理的節目105ちょうどなどがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 104.80 105.00 103.90 103.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

価格調整の円買いなどによりユーロ/円も上値の重い地合いを継続しています。下値では日足・一目均衡表の基準線や日足25日移動平均線などが心理的142.00レベルに位置しており、ユーロ/円のサポートとして機能するか注目です。一方、上値ターゲットとして、心理的節目143.00レベルや日足・一目均衡表の転換線が位置する143円台半ばレベルなどがあげられます。なお、本日ドイツの失業率や、ユーロ圏CPI・PPIなどが控えており内容には注意を払いたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 142.65 143.30 141.50 141.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

引き続き93円台を中心に小幅にもみ合う動きとなっています。上値では節目94円台をしっかりと上抜けることができるかが焦点となりそうです。一方、下値ターゲットとして日足・一目均衡表の基準線が位置する92.60レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.00 94.30 92.80 92.30

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年1月7日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年1月7日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:55 (独)12月-失業率 6.9% 6.9%
★★ 19:00 (欧)12月-CPI予想(前年比) +0.9% +0.9%
19:00 (欧)12月-CPIコア【速報値】(前年比) +0.9% +0.8%
★★ 22:30 (米)11月-貿易収支 -400億$ -406億$
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します