昨日(12月18日)の動向
東京時間では日経平均の上昇を受け、リスクオンの動きが一時優勢となり、米ドル/円は102円台半ばレベルから103円台へ上昇しました。東京時間朝方に発表された国内11月貿易収支が17ヵ月連続で赤字となり外貨需要の思惑による円売りも散見されたようです。
海外市場では 米連邦準備制度理事会(FOMC)の公表を受け米ドル/円が急伸。FOMCはこの日、資産買入れ額を翌月より850億ドルから750億ドルへ縮小することを発表。一方でフォワードガイダンスを強化し、失業率低下してもインフレ率が低すぎる場合、「現行の実質ゼロ金利維持が適切の可能性」といった文言を追加。FOMCの声明を受け、米ドル/円は一時102.75レベルまで急落。その後、FOMC声明を受けNYダウが250ドル超上昇したことで、リスクオンの円売り・米ドル買いが優勢となると、米ドル/円はおよそ5年ぶりの高値104円台へ上昇しました。
12月18日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.68 | 104.353 | 102.562 | 104.295 |
ユーロ/円 | 141.377 | 142.906 | 141.224 | 142.721 |
豪ドル/円 | 91.388 | 92.509 | 90.993 | 92.377 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年12月19日)の展望
【米ドル/円】
今回のQE縮小宣言とフォワードガイダンス強化で米ドル/円は104円台まで上昇。次の上値ターゲットとして節目の105.00レベルや月足ボリンジャーバンド+2σが位置する107円台半ばレベルがあげられます。一方、下値ターゲットとして昨日上抜けた節目104.00レベルや日足・5日移動平均線が位置する103.30レベルなどがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 105.00 | 107.50 | 103.50 | 103.30 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
FOMC後の株高によりリスク選好の円売りが優勢となり、ユーロ/円は142円台後半レベルまで上昇。上値では143円の大台にしっかりと乗せきることが出来るかが焦点となりそうです。一方、下値ターゲットとして日足・5日移動平均線が位置する142円前半レベル12月17日の安値140.95レベルなどがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 143.00 | 144.00 | 142.00 | 140.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
リスク選好の豪ドル買い・円売りにより、豪ドル/円は92円台半ばレベルまで上昇。上値では日足・200日移動平均線や一目均衡表の下限が92円台後半レベルに位置しており、同ラインをこなしつつ93円台に乗せきることが出来るかが焦点となりそうです。一方下値ターゲットとして91円ちょうどや9月30日の安値90.70レベルなどがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 94.10 | 93.00 | 91.00 | 90.70 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年12月19日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年12月19日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 18:30 | (英)11月-小売売上高 | 0.30% | -0.70% |
★★★ | 22:30 | (米)新規失業保険申請件数 | 33.5万件 | 36.8万件 |
★★★ | 0:00 | (米)12月-フィラデルフィア連銀景況指数 | 10 | 6.5 |
★★★ | 0:00 | (米)11月-中古住宅販売件数 | 502万件 | 512万件 |
★★★ | 0:00 | (米)12月-景気先行指数 | 0.7% | 0.2% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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