昨日(11月20日)の動向

東京市場では、国内の10月貿易統計で貿易赤字が予想より拡大したことなどを受け円売りが強まり、米ドル/円は一時100.23レベルまで上昇しました。しかし、前日の高値100.26レベル上抜くことができずその後反落。一時99.775レベルまで下落する展開となりました。海外市場では、米小売売上高が市場の事前予想値を上回ったことや、FOMC議事録(10月29-30日開催分)の公表を受け、米量的緩和の縮小観測が強まったため米ドル買いが進み、米ドル/円は100円台を中心にもみ合う動きとなりました。

11月20日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 100.135 100.223 99.793 100.004
ユーロ/円 135.540 135.943 134.115 134.414
豪ドル/円 94.445 94.605 93.095 93.413

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年11月21日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は100円割れの場面では下げ渋る展開となり、99円台半ばから100円台前半レベルでもみ合う動きとなっています 。上値では9月11日の高値100.60円レベルを意識した値動きとなりそうです。同水準を上回った場合、7月19日の高値100.90円レベルを視野にとらえることになりそうです。一方、下値ターゲットとして、11月19日安値の99.50円レベルや日足での一目均衡表の転換線が位置する99.00円前半レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 100.60 100.90 99.50 99.20

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は、ECBが中銀預金金利のマイナス圏への引き下げを検討しているとの報道を受け反落。目先下値では、日足ベースでの25日移動平均線が位置する134.00レベルや、一目均衡表の基準線が位置する133.50レベルがあげられます。一方上値では、節目の135.00レベルを上回ることが出来るかに注目が集まりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 135.00 135.50 134.00 133.50

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は、対米ドルや対円で豪ドルが売られたため反落。下値ターゲットとして、昨日の安値の93.00レベルや、日足ベースでの一目均衡表の雲の上限が位置する、92.60レベルがあげられます。上値では、日足における一目均衡表の基準線が位置する94.00レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.00 94.40 93.00 92.60

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年11月21日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年11月21日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (独)11月製造業PMI(速報) 52.0 51.7
★★ 18:00 (EU)製造業PMI(速報)-11月 51.5 51.3
★★ 22:30 (米)新規失業保険申請件数-11月第一週 33.5万件 33.9万件
★★ 22:30 (米)10月-PPIコア(除食品・エネ) 1.30% 1.20%
★★ 24:00 (米)11月-フィラデルフィア連銀製造業景況指数 15.0 19.8
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します