今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは158.50円
↓下値メドは157.15円
経済対策:新政府の政策手段は、今日のまったく異なる経済状況に適応させるのではなく、過去にうまくいったものを模倣しているだけ
円:日本の住宅市場に強気。賃金上昇と外国人流入で
中国:不動産不況は2026年まで続く
独立性:中銀の政治からの独立性が、1970年代以降のインフレを抑制してきた
ECB:タカ派ECBは将来「大幅利下げ」に追い込まれる可能性
前日の市況
1月14日(火曜)のドル/円相場の終値は4営業ぶりの反発で157.97円。前日終値比0.43円の「円安」だった。
この日は日本銀行副総裁の発言で156円台に接近するまで円高に動いたが、トランプ大統領就任式を前にドル買い需要はさらに強く、海外市場では158円台まで反発した。今夜はFRB(米連邦準備制度理事会)の政策に影響が大きいCPI(消費者物価指数)の発表がある。
2025年9営業日目は157.44円からスタートした。この日講演を行った氷見野良三日銀副総裁は、来週の金融政策決定会合での利上げの可能性を示唆した。東京市場では日銀の利上げ期待から157.11円まで下落してこの日の安値をつけたが、その後158円台に急反発するなど乱高下した。
NY市場では、米国の12月PPI(生産者物価指数)が予想を下回ったことから157円台半ばまで値を落とす場面もあった。しかし、詳細を見ると航空運賃は7%を超えて上昇するなどインフレが和らいだとはいえず、下落はすぐに買いにのみ込まれた。東京時間未明には、前日の高値(157.97 円)を超えて158.20円まで上昇した。24時間のレンジ幅は1.09円。

今週後半のドル/円 サポートとレジスタンス
レジスタンス:
159.00円
158.88円 07/16
158.87円 01/10
158.20円 01/14
サポート:
157.11円 01/14
156.91円 01/13
156.23円 01/06
156.02円 12/31
2025年 主要指標 終値

今日の為替ウォーキング
今日の一言
我、神仏を尊びて、神仏を頼らず - 宮本武蔵
Here I Go Again
前回11月のCPIは、前年同月比で2.7%上昇した。10月の2.6%から0.1ポイント加速し、2カ月連続で上昇した。前月比では0.3%上昇して7カ月ぶりの高さとなった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは、前年同月比で3.3%上昇、前月比では0.3%上昇した。今年のCPIを押し下げていた新車・中古車価格は上昇に転じた。中古車価格は2%上昇した。
一方でCPIの約3分の1を占める重要な要素であるOER(所有者居住相当家賃)は0.2%上昇と、2021年4月以来の小幅な伸びにとどまった。10月は0.4%上昇していた。OERは住宅市場の状況を反映するもので、上昇は住宅需要が高く、住宅供給が不足していることを示す。また、住宅ローン金利の上昇や建設費の高騰などもOERに影響を与える。
もっとも、OERを除くと、米国のインフレは過去6カ月間2.0%を切る水準で推移している。大都市圏のインフレ率も過去2カ月間2.0%以下に低下している。
コアCPIの下げ止まりはFOMC(米連邦公開市場委員会)にとって懸念材料となっている。FRBのパウエル議長は利下げを急がない考えを示す中で、今年の利下げペースに多くの注目が集まっている。

今週の注目経済指標

重要ブレークアウトレベル

タイムゾーン 分析

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