米ドル/円、米債券市場が休場でもみ合い

昨日（11月11日）の動向

東京市場では、前週末に発表された雇用統計の好調な結果を受け米ドル/円は一時前週末の高値水準（99.25円レベル）まで上昇。ただ、急ピッチで値を上げた反動と日経平均株価が伸び悩んだことから次第に上値が重くなりその後は99円台を挟んでもみ合う動きとなりました。欧州市場では、前週末に格付け会社ムーディーズがポルトガルの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたことが好感されユーロ/円が133円台へと上昇。米ドル/円もユーロ/円の上昇につれ高となり、一時99.30円レベルまで上昇しました。しかし、その後はNY債券市場がベテランズデーで休場のため上値を追う動きは手控えられ99円台前半レベルでもみ合う動きとなりました。

11月11日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	99.156	99.298	98.925	99.160
ユーロ/円	132.525	133.14	132.201	132.949
豪ドル/円	93.108	93.121	92.725	92.775

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2013年11月12日）の展望

【米ドル/円】

先週末に発表された米雇用統計を好感し、米ドル/円は底堅い展開となっております。目先は11月7日高値99.40円レベルを上抜けることができるか注目が集まっています。99.50円から100.00円台までは国内輸出企業の米ドル売りが観測されており、同レベルをしっかりと抜けることができるかがポイントとなりそうです。一方、下値ターゲットとして日足・5日移動平均線が位置する98.85円レベルや日足・21日移動平均線が位置する98.30円レベルが日足・100日移動平均線が位置する97.80円レベルなどがあげられます。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	99.40	99.50	98.90	98.20

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は米ドル/円の上昇にけん引され133円台まで上昇しました。目先上値は日足・21日移動平均線が位置する133.70円レベルがターゲットとなりそうです。一方、下値では一目均衡表の雲の上限が位置する132円台半ばレベルがユーロ/円のサポートとして機能するかが焦点となりそうです。同ラインを下抜いてきた場合、再び雲の下限が位置する131円台半ばレベルを意識しての値動きとなりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	133.50	133.70	132.60	132.20

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は対米ドルでの豪ドル売りが継続した影響を受けに92円台後半へ小反落しました。目先下値ターゲットとして、心理的節目92.00円レベルがあげられます。一方、上値では93円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。93円台定着後、日足・25日移動平均線が位置する93円台半ばレベルを上抜くことができるか注目です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	93.20	93.50	92.60	92.30

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年11月12日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2013年11月12日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	18:30	英・CPI	2.50％	2.70％
★★	18:30	英・PPI	1.00％	1.20％
★	22:30	シカゴ連銀全米活動指数	0.15	0.14

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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