昨日(11月8日)の動向

東京市場では、米雇用統計を控えてドル円は98円台前半での狭いレンジが続きました。一方、ユーロはS&Pがフランスの格付けをAA+からAAに1段階引き下げたことでユーロ/円は一時131.315円まで下落しました。そしてNY市場では発表された米雇用統計が市場予想の12万人から20.4万人と予想以上の増加だったことからドル買いが先行し、米ドル/円は発表直後に98.80円レベルまで上昇し、その後もドル買いの動きが継続したことでロンドンフィキシング前に一時99.218円まで上昇、前日の下げをほぼ相殺する値動きとなりました。

11月8日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 98.113 99.218 97.979 99.068
ユーロ/円 131.672 132.524 131.304 132.392
豪ドル/円 92.753 93.181 92.581 92.945

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年11月11日)の展望

【米ドル/円】

発表された米雇用統計を好感したドル買いにより、米ドル/円は再び99円台へ上昇しており、目先は7日高値99.40円レベルがターゲットとなりそうです。ただ、同水準を上抜けた場合でも99.50円レベルにはオプションバリアが存在し、抜け切れるかどうか見極めが必要です。一方、下値では5日移動平均線が位置する98.6円レベルや21日移動平均線が位置する98.2円レベルがサポートとしてあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 99.40 99.50 98.60 98.20

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は先週末の米ドル/円の上昇により、日足・一目均衡表の雲の上限が位置する132円台半ばまで上昇しました。目先上値は7日高値水準の133.50円付近がターゲットとなりそうです。一方、下値では一目均衡表の雲の下限が位置する131円台半ばレベルがユーロ/円のサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 133.00 133.50 131.50 130.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

対米ドルでの円売りと豪ドル売りが重なり、豪ドル/円は93円台を挟んで上値の重い値動きとなりました。目先下値ターゲットとして、心理的節目92.00円レベルがあげられます。同水準を下抜いてきた場合、日足・一目均衡表の雲の上限が位置する91円台半ばレベルを視野に捉えることとなりそうです。一方、上値では94.00円レベルが豪ドル/円の上値を阻んでおり、同水準をしっかりと上抜くことができるかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.10 94.65 92.00 91.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年11月11日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年11月11日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:30 英・CPI 0.30% 0.40%
★★ 18:30 英・PPI 0.60% 0.70%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します