今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは158.30円
↓下値メドは157.30円
経済データ:データの重要性がCPI(インフレ率)から再び雇用統計へとシフト
日米貿易:対米輸出が3年ぶりに減少
米利下げ:9月0.5%の利下げサイクル開始は1981年以来。歴史的にリセッションの場合だけ
スイスフラン:スイスウォッチ輸出、前年比7.8%上昇
メキシコペソ:メキシコ中銀が成長見通し引き下げ。利下げ圧力強まる
前日の市況
12月26日(木曜)のドル/円相場の終値は158.02円。前日終値比0.71円の「円安」だった。
クリスマスで市場参加者が少なく値動きが大きくなりやすい状況で、ドル/円は円安に動いた。25日の日銀植田総裁の講演内容や年末のドル買い需要で一時158円まで円安が進んだ。

2024年259営業日目は157.23円からスタート。東京時間朝につけた157.07円がこの日の安値。欧州の主要市場が休場の中しばらくもみ合いを続けたが、NY市場では俄然ドル買いが勢いを増して未明には158.08円まで円安に動いた。
この日の円安は年末のドル需要のほかに日銀の利上げ時期の後退も材料となった。日銀の植田総裁は25日に行った講演において、追加利上げの時期について、来年の春闘に向けた賃上げの動きのほか、トランプ次期米大統領の政策の影響を見極めたい考えを改めて強調した。1月の日銀会合は米大統領就任式のわずか数日後であることを考えると、1月利上げの可能性はかなり低く、早くて3月、場合によっては年央になるとの見方が強まった。
年末年始のドル/円 サポートとレジスタンス、ブルベア転換点
レジスタンス:
160.00円
159.45円 07/12
159.42円 07/15
159.00円
158.88円 07/16
158.63円 07/17
158.08円 12/26
サポート:
157.07円 12/26
156.96円 12/25
156.89円 12/24
156.32円 12/23
155.95円 12/20
154.43円 12/19
153.34円 12/18
長期:円安。高値と安値の50% =150.77円

2024年のドル/円のレンジは139.58円から161.95円。
レンジ幅は22.37円。
高値と安値の50%(中間点)は、150.77円。現在の水準は、中間点よりも円安。
2024年 主要指標 終値

今日の為替ウォーキング
今日の一言
僕は愛こそが全てだと信じている。これ以上のメッセージは他にない – ポール・マッカートニー
Let It Be
FRB 2つのシナリオ
FRB(米連邦準備制度理事会)は12月FOMC(米連邦公開市場委員会)において、3会合連続の利下げに踏み切り、政策金利であるFF金利の誘導目標を0.25%引き下げて4.5%(現状4.75%)にした。
米国の金利は歴史的な低水準から脱したと同時に、最近のピークを越えた。米経済は現在良好な状態にあり、FRBは、経済がどのように推移しようとも適切に対応できるとの自信を示している。FRBは2025年の米経済について2つのシナリオを想定して備えている。
ひとつはインフレのシナリオだ。金利が下がり、米大統領選が過ぎて政治の方向が見えてくるようになると、多くの企業は将来への投資に安心感を持ち始める。この2年間持ち続けていた不況に対する警戒を解き、目に見える確かな需要の高まりに確実に応えられるように雇用を拡大する。その結果、実質賃金は上がり、雇用不安がやわらぐなかで消費は拡大を続ける。この場合FRBの仕事は、インフレ上昇リスクに対処することである。
もうひとつは、デフレのシナリオだ。企業が不況に対する警戒を解除せず、価格決定力が制限されるなかで値上げが難しいと判断すれば、企業はマージン(利幅)を維持するために、一段のコスト削減が必要だと判断する。企業はリストラに踏み切り、職を失った労働者や失業不安を抱く会社員は、消費を控える。そして経済はデフレに陥る。この場合、FRBの仕事は、雇用の下振れリスクに対処することになる。



今週の注目経済指標

今日の注目テクニカルレベル

重要ブレークアウトレベル

Winners & Losers

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