昨日(10月31日)の動向

東京市場では、日経平均株価やアジア株が軟調な動きとなったことから、米ドル/円は上値の重い展開となり、98円台半ばレベルから98円台前半レベルまで下落する動きとなりました。海外市場では、ユーロ圏の物価上昇率の大幅な低下や失業率が過去最高水準にとどまったことで、欧州中央銀行が追加で金融緩和策を実施するとの見方が強まると、ユーロが主要通貨に対して下落。ユーロ/円は一時133.35円レベルまで下げ幅を拡大し、ユーロ/米ドルは1.3576ドルレベルまで下落しました。一方、米ドル/円は方向感が見出せず、98円台前半レベルを中心にもみ合う動きとなりました。

10月31日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 98.513 98.576 98.089 98.372
ユーロ/円 135.335 135.349 133.341 133.623
豪ドル/円 93.010 93.610 92.820 93.010

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年11月1日)の展望

【米ドル/円】

昨日の米ドル/円は方向感のない値動きとなりました。上値では9月27日以来となる99円台乗せとなるか注目です。一方下値ターゲットとして日足・100日移動平均線が位置する98円台割れ水準や200日移動平均線が位置する97円台半ばレベルなどがあげられます。本日は市場の注目度が高いISM製造業景況指数の発表が予定されており、内容には注意を払いたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.60 99.00 98.00 97.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日ユーロ圏の消費者物価指数や失業率が市場の事前予想を下回ったことで、ユーロが全面安となりました。下値では、日足・25日移動平均線が位置する133.30レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。同ラインを下抜けてきた場合、一目均衡表の抵抗帯の上限が位置する132.70レベルを意識しての値動きとなりそうです。一方上値では昨日の下落からの半値戻しとなる134半ばレベルをこなしつつ、再び135円台に乗せることが出来るかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 134.25 135.00 133.00 132.60

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は上年の重い地合いを継続。下値では心理的節目92.00円ちょうどや日足100日移動平均線が位置する91円台前半レベルを意識しての値動きとなりそうです。一方上値では94円ちょうどや日足・200日移動平均線が位置する94.70レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 93.50 94.00 92.00 91.20

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年11月1日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年11月1日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:30 英:製造業PMI 56.7 56.4
★★ 23:00 米:ISM製造業景況指数 56.2 55.0
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します