昨日(10月28日)の動向

先週末NY株式市場で米S&P500指数が最高値を更新したことを受け、東京市場ではリスク選好による円売りが優勢となり米ドル/円は97.70円レベルまで上昇.。しかし30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えているため、その後は様子見ムードが広がり、上値の重い展開となりました。海外市場では、米鉱工業生産が市場の事前予想を上回る結果となり、米ドル/円は一時97.80円レベルまで上昇。ただ、その後発表となった米9月中古住宅販売保留指数は市場の事前予想を下回る内容なったため、米ドル買いは続かず97.70円レベルでもみ合いとなりました。

10月28日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.576 97.783 97.446 97.658
ユーロ/円 134.751 134.929 134.55 134.618
豪ドル/円 93.553 93.974 93.411 93.474

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年10月29日)の展望

【米ドル/円】

昨日は米10年債利回りが上昇したことや株価の上昇が下支えとなり、米ドル/円は97円台の後半レベルに上昇。日足・25日移動平均線が98円台手前に位置しており、同ラインをこなしつつ98円台に乗せきることが出来るかが目先の焦点となりそうです。一方下値では日足・200日移動平均線が97.40円レベルに位置しており、同ラインがサポートとして機能するか注目です。本日は米小売売上高や米消費者信頼感指数Iの発表が予定されており、内容を見極めながらの値動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 97.95 98.50 96.95 96.57

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日は米ドル買戻しが優勢となったことでユーロは対米ドルで伸び悩んだことから、米ドル/円が上昇する場面でもユーロ/円は134円台後半レベルで上値の重い展開となりました。一方で、短期的には日足・5日移動平均線を割り込む場面で買いも入り、底堅さを維持しています。下値では日足・25日移動平均線が133.30円レベルに位置しており、ユーロの下落時に同ラインがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方、上値では135円の大台に乗せきることが出来るかが焦点となりそうです。なお。月足・一目均衡表では雲の抵抗帯の上限が135円台に位置しています。135円台をしっかりと上抜くことが出来れば上昇トレンドを継続との声がある一方で、同ラインで上値を阻まれた場合による戻り売りのリスクにも注意を払いたい場面です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 135.50 135.75 134.00 133.10

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

目先では、日足・25日移動平均線が位置する93円割れの水準と200日移動平均線が位置する94.75レベルのレンジ内での動きが継続しています。93円から95円のレンジを上下どちらに放れるかを見極める場面にあるようです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.75 95.68 93.00 92.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年10月29日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年10月29日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 21:30 米:PPI 0.6% 1.4%
★★★ 21:30 米:PPIコア 1.2% 1.1%
★★★ 21:30 米:小売売上高 0.0% 0.2%
★★★ 21:30 米:小売売上高(除自動車) 0.4% 0.1%
21:30 加:鉱工業製品価格指数 0.0% 0.9%
22:00 米:S&P/ケース・シラー総合-20 12.40% 12.39%
★★ 23:00 米:企業在庫 0.3% 0.4%
★★ 23:00 米:消費者信頼感指数 75.0% 79.7%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します