昨日(10月16日)の動向

米ドル/円は前日米国の格付け引き下げ報道で98.00割れをうかがう展開であったものの、東京市場に入り米上院指導部による「債務上限引き上げを数時間内に合意する可能性がある」との発言が伝わると、98円半ばレベルまで反発・上昇する展開となりました。ロンドン市場では、米財政問題の行方を注視するムードが広がり、じりじりと値を下げる展開となり、米ドル/円は98円台前半レベルまで下落。NY市場時間では、「米議会上院の与野党指導部が暫定的な連邦債務上限の引き上げと、一部閉鎖された政府機関の再開について合意に達した」との報道を受け、米ドル買いが優勢となり、米ドル/円は一時99.00円手前の水準まで上昇。その後も98円後半レベルで底堅い動きとなりました。

10月16日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 98.164 98.969 98.132 98.751
ユーロ/円 132.79 133.75 132.739 133.6
豪ドル/円 93.565 94.398 93.273 94.34

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年10月17日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は、米財政問題の行方を巡り神経質な値動きとなっています。上値では日足・100日移動平均線が位置する98円台半ばレベルをしっかりと上抜けることが出来るかが焦点となりそうです。一方、下値では日足・.200日移動平均線が位置する97.00ちょうどレベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.75 99.60 98.00 97.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

下値では日足・5日と25日移動平均線が重なりあって位置している132.60-70レベルがユーロ短期なサポートとなるかが焦点となりそうです。一方上値では心理的節目134.00をしっかりと上抜けることが出来るかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 134.00 135.00 132.60 131.15

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は日足・5日移動平均線をサポートに堅調に推移。5日移動平均線を割り込むんだ場合、日足.25日移動平均線がサポートとなるかが焦点となりそうです。一方、上値ターゲットとして日足・200日移動平均電が位置する94.70レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.00 94.50 93.00 92.45

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年10月17日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年10月17日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (英) 9月小売売上高指数(前月比) +0.3% -1.0%
★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数 +37.4万件 +33.5万件
★★ 21:30 (米) 9月住宅着工件数(季調済・年率) 91.0万件 89.1万件
22:15 (米)9月鉱工業生産指数(前月比) - +0.4%
★★ 23:00 (米)10月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 +15.0 +22.3
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します