昨日(10月14日)の動向

14日の外為市場は、日本と米国が祝日・休場となり、狭いレンジでの取引となりました。米財政協議に特に進展がないことから、リスク回避の円買いが一時優勢となり、東京時間朝方、米ドル/円は98円台半ばから98円台前半レベルに下落。その後は、98円台前半レベルを中心にもみ合う動きとなりました。ロンドン市場に入ると、欧州の鉱工業生産指数が好結果となったことを受け、ユーロが対米ドルで上昇。対ユーロでの米ドル売りに押され、米ドル/円は徐々に値を下げ一時98.05レベルまで下落する展開となりました。NY市場では、オバマ大統領と与野党の会談により米財政問題の事態が打開されるとの期待から、米株価がプラスに転じ、米ドル/円も98.55レベルまで上昇する動きとなりました。

10月14日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 98.204 98.573 98.082 98.563
ユーロ/円 133.091 133.721 133.064 133.647
豪ドル/円 92.52 93.669 92.52 93.494

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年10月15日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は、米財政問題の事態打開への期待感から底堅く推移。上値では日足・25日移動平均が米ドル/円の上値を押さえている格好になっておおり、まずは同ラインをしっかりと抜くことができるかが焦点となりそうです。一方下値では日足・200日移動平均線がサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.75 99.65 97.30 96.90

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ圏8月の鉱工業生産が好結果となったことからユーロは底堅い値動きとなりました。下値では日足・75日移動平均線がサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方、上値では134円台にしっかりと乗せきれるかが焦点となりそうです。本日ZEW景況感調査の発表が控えています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 134.00 135.00 132.80 131.70

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

上値ターゲットとして日足・200移動平均線が位置する94.75レベルがあげられます。一方下値ターゲットとして日足.25日移動平均線が位置する92円台半ばレベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.00 94.50 92.75 92.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年10月15日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年10月15日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (英) 9月CPI(前年比) +2.6% +2.7%
★★ 17:30 (英)9月CPIコア(前年比) +2.0% +2.0%
★★ 18:00 (欧) 10月ZEW景況感調査 - 58.6
★★ 18:00 (独) 10月ZEW景況感調査 49.6 49.6
★★ 21:30 (米)10月NY連銀製造業景気指数 +7.00 +6.29
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します