今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは151.70円
↓下値メドは150.05円
外債投資:本邦機関投資家、過去17年間で最大の外債購入。
原油価格:OPEC減産による価格維持に限界。中国需要回復に時間
スイス高:SNB「ユーロ安がスイス輸出企業にダメージを与えている」
豪ドル:豪のインフレ率が低下。RBAは12月利下げか
ポンド:英政府が新たな銀行税を検討
前日の市況
12月9日(月曜)のドル/円相場の終値は151.20円。前日終値比1.13円の「円安」だった。
FRB(米連邦準備制度理事会)や日銀の金融政策の方向を予想して相場が動いている。先週末の米雇用統計の発表後はFRB利下げの可能性が高まったが、この日は日銀利上げを巡る予想が相場に影響を与えた。

2024年246営業日目は149.98円からスタートした後、東京時間朝に149.64円まで下落してこの日の安値をつけた。しかし先週金曜日の安値(149.36円)には届かず、その後大きく反発した。
夕方に150円台にのせてから円安は勢いを増し、未明には151円台に入り11月29日以来の高値となる151.34円まで上昇した。24時間のレンジ幅は1.65円。
先週金曜日の米雇用統計で、FRBの利下げはほぼ確定したとの見方になり「円買い/ドル売り」が広がったが、週明けはその反動で円を売る動きになった。日銀(日本銀行)が12月の金融政策決定会合で、利上げを見送るとの予想が広がっていることも円売り材料となったようだ。
今週前半のドル/円 サポートとレジスタンス、ブルベア転換点
レジスタンス:
153.23円 11/27
151.95円 11/28
151.53円 11/29
151.35円 12/09
サポート:
149.69円 12/09
149.36円 12/06
148.64円 12/03
148.41円 10/11
短期:まだ円高。高値と安値の50% =152.70円

11月1日から12月9日までのドル/円のレンジは、148.64円から156.75円。
レンジ幅は、8.11円。
高値と安値の50%(中間点)は、152.70円。現在のレートは中間点よりも「円高」。
安値と中間点の50%は、150.67円。現在のレートはこの水準よりも「円安」。
主要指標 終値

今日の為替ウォーキング
今日の一言
一人前になるには50年はかかる。功を焦るな。悲観するな。もっと根を深く張れ。- 升田幸三(将棋棋士)
Mad World
12月6日に発表された11月の米国雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)は22.7万人増加し、市場予想の20.0万人増を上回った。港湾ストとハリケーンの影響の反動が雇用者数を10万人近く押し上げたとみられる。また前月分についても、1.2万人増から3.6万人増へ上方修正された。
直近2カ月の平均は13.2万人。それ以前の平均が15.0万人前後であることを考えると雇用の伸びは、悪化したというほどではないとしても、やや減速傾向している。
失業率は4.2%に上昇し、前月の4.1%からの小幅な増加となった。この上昇は、労働参加率の低下が影響していると考えられる。失業率は7月に今年一番となる4.3%まで上昇して、これがFRB利下げの理由のひとつになった。
平均労働賃金は前月比で0.4%、前年比で4.0%増加して、前月と同じ水準を維持した。賃金の伸びは、インフレ率を上回る実質賃金の伸びを示している。

11月の雇用統計は、雇用者が大幅増加した一方で失業率は上昇し、平均労働賃金は高止まった。全体としては良くも悪くもない結果で、FOMC(米連邦公開市場委員会)の政策方向を変えるほどではなかった。マーケットは今月FRBが0.25%の利下げをすることを期待しているし、FRBもそれに応えることで、FOMCの結果に両方が満足するだろう。
賃金上昇率が今後とも高止まりするようであれば、(利下げを見送るよりは)利下げペースを四半期に1回に減速させることで対応できるとFRBは考えているようだ。

今週の注目経済指標

今日の重要ブレークアウトレベル

タイムゾーン 分析

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。