昨日(10月3日)の動向

米ドル/円は、アジア時間から欧州時間にかけて比較的底堅く推移し、一時97.87レベルまで上昇しました。ただ、その後は上値の重さを確認する形となり、ISM非製造業景況指数の悪化や米株の下落に伴い、一時97円台を一時割り込む展開となりました。その後、サンフランシスコ連銀総裁が「FOMCは異例な緩和策の出口戦略で、依然、バーナンキFRB議長が提示したタイムライン上にある」と発言したことを受け、QE3縮小観測が再燃。また、NYタイムズ紙の記事に「債務上限問題解決へ保障を供給する」と掲載され、米国のデフォルト警戒感が緩和したことで、再び米ドル/円は再び97円台を回復しました。

10月3日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.344 97.872 96.898 97.276
ユーロ/円 132.208 133.207 132.126 132.477
豪ドル/円 91.382 91.879 90.928 91.393

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年10月4日)の展望

【米ドル/円】

本日予定されていた、米雇用統計の発表が延期となったため(次回詳細日時不明)、米国政府閉鎖関に関しての進展などを引き続き注視しての値動きとなりそうです。米ドル/円の下値では、日足200日移動平均線が位置する96円台半ばレベルでサポートされるかが焦点となりそうです。一方上値ターゲットとして、日足25日および100日移動平均線が位置する98.80~98.90レベルがあげられます。

 

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.00 98.80 96.80 96.30

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロの対米ドルでの上昇に支えられユーロ/円は底堅い動きとなっています。ただ、昨日のドラギECB総裁による追加LTRO(長期資金供給オペ)を実施する必要がないとの見解を受け上値の重さも予測されます。下値ターゲットとして、日足・一目均衡表の基準線が位置する132.15レベルや2日の安値131円台半ばレベルなどがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 133.30 134.00 131.30 131.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円はレンジに収まる値動きとなっており、方向感の掴みづらい地合いにあるようです。下値では日足・基準線が位置する90.85レベルや雲の上限が位置する89.70レベルなどがあげられます。

 

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 91.80 92.50 90.60 89.95

 

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年10月4日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年10月4日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
18:00 (EU)生産者物価指数 -0.5% 0.2%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します