上値の重い地合いを継続

昨日（9月24日）の動向

休場明けの東京市場では、材料の乏しい中、日経平均株価の動きにつれ、米ドル/円は98円台半ばレベルを中心にもみ合う動きとなりました。ロンドン市場では米ドル/円・クロス/円を買戻す動きが一時優勢となり、米ドル/円は一時99.169レベルまで上昇する展開となりました。その後、ドイツIFO景況感が市場の事前予想を下回ったことから、欧州株に売りが入ると、ユーロ/円を中心に米ドル/円やクロス/円は再度下落に転じました。NY市場では米債利回り低下を背景に、米ドル/円は一時は98.50レベルを割り込んだものの、株安の動きが一服したことで米ドル/円は再び98円台後半レベル上昇。同水準を維持してNYクローズを迎えました。

 

9月24日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	98.844	99.169	98.474	98.752
ユーロ/円	133.361	133.999	132.698	133.032
豪ドル/円	93.171	93.382	92.243	92.75

 

米ドル/円　日足チャート(2013年5月13日～9月27日)

ユーロ/円　日足チャート(2013年5月13日～9月27日)

豪ドル/円　日足チャート(2013年5月13日～9月27日)

本日（2013年9月25日）の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は上値の重い地合いを継続。日足・25日、100日移動平均線が99円台前半レベルに集中しており、今後のレジスタンスとして意識されそうです。一方、下値では18日の安値97.75レベル（FOMC直後の安値)がサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	99.15	99.50	98.50	97.75

【ユーロ/円】

昨日はドイツIFO景況指数が市場の事前予想を下回ったことでユーロ/米ドルは1.34ドル台半ばの水準まで下落しました。ユーロ/円はユーロ/米ドルの動きに連れ安となったことに加え、NY時間序盤の米ドル/円の売りに押される形で一時132.698円レベルまで下落しました。目先、下値では基準線が位置する132.10レベルを意識しての値動きとなりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	134.00	134.70	132.10	131.85

【豪ドル/円】

豪ドル/円は昨日米ドル/円の下落に押され、NY市場序盤に92.243レベルまで下落しました。ただ同水準では日足・100日線が位置していることでサポートされ、株安の動きが一服するとショートカバーにより値を戻す展開となりました。今後、日足・100日線を割り込んだ場合、下値では13日の安値の91.68レベルや25日移動平均線が位置する91.10レベルを意識しての値動きとなりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	93.50	94.00	92.25	91.68

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年9月25日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2013年9月25日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	21:30	米・耐久財受注(除輸送用機器）	1.0%	-0.6%
★★	23:00	米・新築住宅販売件数	42.0万件	39.4万件

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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