昨日(9月6日)の動向

東京市場では、米雇用統計の発表を控えてポジション調整などによる米ドル売りが強まる展開。米ドル/円は一時99円台半ばレベルまで下落する展開となりました。海外市場では、発表された非農業部門雇用者数が市場の事前予想を下回ったことや、労働参加率が1978年以来となる最低水準となったことから、9月の量的緩和縮小開始の期待が後退。失望の米ドル売りから米ドル/円は一時98円55銭レベルまで急激に値を下げました。

9月6日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 100.111 100.231 98.54 99.118
ユーロ/円 131326 131.477 129.91 130.649
豪ドル/円 91.354 91.469 90.65 91.088

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年9月9日)の展望

【米ドル/円】

米雇用統計の弱い数字が嫌気され、米ドル/円は先週末一時98円台55銭レベルまで下落する動きとなりました。なお、本日東京市場早朝では東京での五輪開催が決まったことで、株高予想が強まり国内勢の米ドル買い/円売りが流入したことから、米ドル/円は99円台後半まで大きく窓を開け取引を開始。一時100円台を回復しました。上値では100円台乗せ定着となるかが焦点となりそうです。一方下値では、9月6日安値98円台半ばレベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 100.00 100.50 98.50 98.00

【ユーロ/円】

米ドル/円につれ安となったユーロ/円は130円を割り込む場面が見られました。本日はユーロ圏の主だった経済指標の発表は予定されていないことから、各国主要株価の動向と米ドル/円の値動きを注視しながらの取引となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 131.50 132.00 129.90 129.50

【豪ドル/円】

豪ドル/円は米雇用統計の発表後90円65銭レベルまで下落しましたが、ショートカバーで下げ幅をほぼ縮小する展開となりました。豪州総選挙で野党・保守連合の政権交代の可能性が高まったことが豪ドル買い支えの要因となっているとの声が聞かれました。本日は中国の生産者物価指数などの結果を注視しながらの取引となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.00 93.30 90.50 90.00
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年9月9日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年9月9日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 8:50 国内・四半期実質GDP(4-6月期) 1.0% 1.6%
★★ 10:30 中・8月消費者物価指数 2.0% 2.7%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します