昨日(9月3日)の動向

東京市場では、日経平均株価の大幅な上昇が好感され、米ドル/円は一時99円70銭レベルまで上昇。100円の大台を前に戻り売りのフローが断続的に観測され、押し戻される場面も見られたものの、99円台で底堅く推移しました。海外市場では、米8月のISM製造業景気指数が結果55.7となり、市場の事前予想予想の54.0を大幅に上回ったことで、FRBが9月FOMCで量的緩和の縮小に踏み切るとの観測が拡大。これを受け米ドル/円は一時99円86銭レベルまで上昇しました。

 

9月3日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 99.330 99.860 99.167 99.60
ユーロ/円 131.049 131.484 130.656 131.189
豪ドル/円 89.131 90.492 89.126 90.227

 

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年9月4日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は7月25日以来となる100円台乗せを伺う展開となりました。ただ、100円の大台手前の水準では、戻り売り圧力も強いようです。本日はNYタイムに米7月の貿易収支やベージュブックの発表など、重要な指標が複数控えており、指標発表後の値動きが注目されます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 100.00 100.50 99.00 98.40

【ユーロ/円】

ユーロ/円は130円台半ばから131円台前半レベルでもみ合う展開となっています。本日の欧州時間に発表される経済指標の発表内容や、米ドル/円の動向に左右される展開となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 131.50 132.30 130.50 129.80

【豪ドル/円】

豪中銀が政策金利発表後の声明で、「豪ドルは依然として高水準、一段の下落の可能性があると」コメントしましたが、声明内容が市場の予想通りだったため、発表後豪ドル買いが強まる展開となりました。本日朝方に発表が予定されているGDPの結果など注視しての取引となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 90.50 91.00 89.50 88.50
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年9月4日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年9月4日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 10:30 豪・四半期国内総生産(GDP) 前年比同期比(4-6月期) 2.4% 2.5%
★★★ 21:30 米・7月貿易収支 -386億ドル -342億ドル
★★ 23:00 加・カナダ銀行 政策金利 1.00% 1.00%
★★ 3:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します