今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは155.15円
↓下値メドは153.65円
物価:物価上昇率の鈍化は、貸し手には「実質金利の上昇」。借り手には「家計所得の伸び」
米大統領選:誰が大統領になっても米国の負債は増大、対中強硬姿勢は変わらず
米利下げ:米経済は悪化していない。利下げは緩和政策ではなく、中期サイクルの中での金利調整。
南ア:SARB「気候変動が経済にマイナス影響」
中央銀行:政策の「遅効性」は、政策決定の重要な部分である
前日の市況
11月12日(火曜)のドル/円相場の終値は154.64円。前日終値比0.92円の「円安」だった。
トランプトレードでドル買いが強まっている。海外投機家は10月の大幅なドルショートを、米大統領選直後から大幅なドルロングへとポジションを180度切り替えている。さらにドイツ経済の暗い見通しや英国の財政悪化が、ユーロやポンドの下落を加速している。
2024年227営業日目は153.65円からスタートしたあと、東京時間昼過ぎに153.41円まで下げてこの日の安値とした。下値は堅いが上値は柔らかく、前日の高値(153.95 円)を超えて154円台に乗せると、未明に154.92円まで上値を伸ばした。24時間のレンジ幅は1.52円。
ユーロ/ドルは、トランプトレードのドル買いだけでなく、ドイツの経済悪化、政治の不透明感も加わり、節目の1.06ドルを割り1年ぶりの安値となる1.0595ドルまで下落した。ポンド/ドルは8月以来の1.27ドル台に下落した。
週半ばのドル/円 サポートとレジスタンス
ドル/円短期:(高値+安値)x 1/2 =148.94円
10月1日から11月13日までのドル/円のレンジは、142.95円から154.92円。
レンジ幅は、11.97円。
高値と安値の50%(中間点)は、148.94円。現在のレートは中間点よりも「円安」。
高値と中間点の50%は、151.93円。::現在のレートはこの水準よりも「円安」。
レジスタンス:
157.10円 07/23 H
155.99円 07/24 H
155.22円 07/30 H
154.92円 11/12 H
サポート:
153.41円 11/12 L
152.62円 11/11 L
152.14円 11/07 L
151.28円 11/06 L
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
成功する人間は、自分の人生に終わりがあると知っているからだ
You Might Think
9月CPIレビュー
先月発表された9月のCPI(米消費者物価指数)は、総合指数が前月比+0.2%、前年比+2.4%で、予想(+0.1%、+2.3%)より「やや強い結果」となった。とはいえ、ここ数年続いていた「異常な時代」が終わりを迎え、インフレ正常化への道を進んでいることは確かだ。
コアCPIは8月より0.1ポイント上昇し3.3%となったが、ここ数年で最も低い水準にとどまっている。コアCPIの上昇はアパレル価格が予想を大きく上回ったことが理由だったが、住宅賃借料を除くコア・サービスの上昇は落ち着いた。
OER(所有者居住相当家賃)は、8月に0.5%と急上昇したが、9月には一転0.3%まで低下して、ここ数年で2番目に小さい上昇幅にとどまった。OERがCPI構成に占める割合が大きいことだけではなく、これまで高止まりしていたことを考えると、これは非常に良い傾向である。
今後の見通しとしては、ガソリン価格の下落幅が縮小し中古車価格が上昇するなかで、新型コロナの世界的大流行の年の影響による月次変動幅拡大という季節要因のせいで、10月のCPIは上昇幅が拡大するとの予想になっている。
今週の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル
コーンチャート分析
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