昨日(8月21日)の動向

昨日の外為市場では、米ドル/円はFOMC議事録の発表後小幅に上昇。底堅い動きとなりました。
東京市場では、FOMC議事録公表を前に積極的な取引は手控えられ、値動きは限定的となりました。日経平均が前日比100円安の水準からプラス圏へと回復すると、米ドル/円は一時97.20円レベルから97.67円レベルまで上値を伸ばしました。海外市場では、FOMC議事録の発表後米ドル/円が小幅高。この日発表された米国7月の中古住宅販売件数が2009年11月以来で最大となったことを受け、FRBによる資産購入策の早期縮小の思惑が先行し、米ドル/円は一時98円台乗せを伺う展開となりました。その後は材料難から97円台後半レベルを中心にもみ合う動きとなりました。

 

8月21日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.241 97.98 97.124 97.689
ユーロ/円 130.474 131.01 130.337 130.464
豪ドル/円 88.168 88.468 87.615 87.719

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年8月22日)の展望

【米ドル/円】

ここ数日にわたり狭いレンジでの値動きが継続しており、三角保ち合いを形成しつつエネルギーを蓄積しています。今後この狭いレンジを上下どちらに放れるかを見極めての取引となりそうです。本日は米・新規失業保険申請件数などの発表が予定されています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.00 98.50 97.00 96.40

【ユーロ/円】

方向感のない展開が継続しています。本日も米ドル/円、ユーロ/米ドルの値動きを睨んでの取引となりそうです。本日は欧州・経済指標PMIの発表が控えており、同指標発表前後の動きには注意を払いたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 131.00 131.50 130.00 129.30

【豪ドル/円】

豪ドル円は90円台乗せに失敗したのち反落。88円台を挟んでの値動きとなっています。足元では昨日の安値87.61円レベルが豪ドルサポートとして機能するかが焦点となりそうです。昨日の安値をしっかりと下回る形となった場合には、8月7日の安値86.40円レベルを意識しての値動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 88.00 88.70 87.50 87.00
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年8月22日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年8月22日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 16:30 独:製造業PMI 51.1 50.7
★★ 21:30 米:新規失業保険申請件数 33.0万件 32.0万件
22:00 米:住宅価格指数 0.6% 0.7%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します