2024年10月時点の保有額:63万8,292円

 米国市場の好景気の波に乗り、ついに60万円台に突入しました! 達成の100万円が見えてきた気がします! 10月の戦績を振り返ります!

 保有投資信託の10月の運用損益÷前月末残高の月間騰落率は+9.92%となり、楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天・プラス・オールカントリー)の+6.83%を上回りました。連載開始からのトータルリターンは+106.78%で、e MAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の+60.76%を大きくアウトパフォームしています。

 世界的に10月は、例年、株価が軟調な傾向がある月ですが、2024年は堅調な展開となりました。また、円安が進み、為替ヘッジなしの場合は大きなパフォーマンスでした。

 しかし、10月末の日本銀行(日銀)政策会合では、利上げに前向きなニュアンスのややタカ派な会見となり、11月は円高に回帰する懸念があります。

 また、例年は11~12月は堅調な傾向ですが、2024年は9~10月に大きな調整がなかったので、年末ラリーが不発に終わるリスクもあると考えています。

 世界的に株価はまだ強気相場が継続しており、紆余(うよ)曲折ありながら大局的にはまだ上昇すると想定しています。ただし、短期的には余談を許さない展開があり、下げに慌てないような心構えが重要です。

2024年10月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

 10月は一部の世界株投信を売却し、米国株投信にスイッチングしました。しばらくは米国一強状態が続くと想定しており、新規購入分も米国株関連の投信です。

 S&P500種指数が5~10月の期間中に+10%以上だと、以降の半年間は過去11回中10回上昇しました。平均+13.2%/中央値+14.3%と堅調となっています。

2024年10月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

 10月は7~9月に購入してきた半導体関連の投信がリバウンドし、ウエートが大きくなってきたので売却し、主に「楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド」を購入しました。

 なお、S&P500が6週連続で上昇すると、過去は1年後51回中44回上昇しました。平均+11.1%/中央値+10.2%と堅調です。

 また、S&P500の上昇が5カ月で終了した場合、1年後は過去100%上昇。平均+14.25%/中央値+10.34%となっています。

2024年10月の保有投資信託~騰落率ベスト10

 2024年10月1~31日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、[iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)]で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!

*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。

1位:Tracers S&P500ゴールドプラス

騰落率:14.01%

どんなファンド?:米国株とゴールドに投資するレバレッジ型投信です。S&P500が1倍、ゴールドが1倍で、合計2倍の投資となり、例えば100円なら200円分のポジションを取ることになり、通常のインデックス投信と比較するとハイリスクとなります。

まつのすけコメント:米国の株価指数先物・金先物取引に投資し、信託財産の純資産総額の200%相当額の運用を行います。原則として為替ヘッジはなく、円安になるとプラス、円高はマイナスです。10月はゴールドが好調で、円安が進行したことから高いパフォーマンスでした。

2位:iFreeNEXT FANG+インデックス[NISAつみたて投資枠][NISA成長投資枠]

騰落率:13.45%

どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組み入れ銘柄は、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、Amazon.com、ブロードコム(半導体大手)、メタ・プラットフォームズ(Facebook・Instagramなど)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、ネットフリックス(動画サブスク大手)、クラウドストライク・ホールディングス(米国のサイバーセキュリティ企業)、サービスナウ(企業向けエンタープライズクラウドプラットフォームを提供する米国のIT大手)です。

まつのすけコメント:NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)に連動する投信で、為替ヘッジはありません。10銘柄に集中投資するのが特徴で、米国の大手テクノロジー企業に集中投資したい場合に選択肢となります。ただし、値動きは激しく、下落相場ではS&P500に比較して軟調な傾向である点に留意が必要です。

3位:イノベーション・インデックス・AI[NISAつみたて投資枠][NISA成長投資枠]

騰落率:12.53%

どんなファンド?:世界株のインデックス投信で、組み入れ上位銘柄は、メタ・プラットフォームズ、アルファベット、エヌビディア、マイクロソフト、インテル(半導体大手)、AMD、マイクロストラテジー(ビットコイン開発・ビジネスインテリジェンス)、オラクル(ソフトウエア・データベースなど)、エクイニクス(米国本社、データセンターの保有・リースおよび関連サービスを行う多国籍企業)、スノーフレイク(AIを積極活用したIT大手)です。    

まつのすけコメント:*STOXXグローバルAIインデックス(ネット・リターン、円換算ベース)に連動する投信で、為替ヘッジはありません。米国を中心として、世界各国のAI関連企業に分散投資できます。

*Solactive Global Artificial Intelligence Index:AI関連企業の株価を平均化した指数

4位:Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)[NISA成長投資枠]

騰落率:12.25%

どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組入銘柄は、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、Amazon.com、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、バークシャー・ハサウェイ、ブロードコム、イーライリリー、JPモルガン・チェースです。

まつのすけコメント:S&P500トップ10指数(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投信で、為替ヘッジはありません。FANG+と比較すると、金融・消費財コングロマリット、ヘルスケア、金融の企業が入っているのが特徴です。

5位:米国大型テクノロジー株式 ファンド(マグニフィセント・セブン) [NISA成長投資枠]

騰落率:12.01%    

どんなファンド?:特化型運用を行う投信で、米国を代表する大型テクノロジー株式7銘柄(アマゾン・ドット・コム、アップル、アルファベット、エヌビディア、テスラ、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ)に集中投資しています。    

まつのすけコメント:いわゆる「マグニフィセント・セブン」に集中投資できる投資信託です。組入比率は基本的に均等で、原則として半期ごとに等金額へリバランスします。投資先の銘柄は未来永劫(えいごう)固定されている訳ではなく、変更される場合があります。

6位以下はこちら

6位:netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし) [NISA成長投資枠]

7位:ニッセイAI関連株式ファンド(為替ヘッジなし) (AI革命(為替ヘッジなし))[NISA成長投資枠]

8位:次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(THE 5G) [NISA成長投資枠]

9位:SMT iPlus 米国株式(つみたてインデックスプラス・アメリカ) [NISA成長投資枠]

10位:iFreeレバレッジ FANG+

まつのすけ、今月の注目銘柄!

インベスコ S&P 500イコール・ウェイト・ファンド[NISA成長投資枠]

どんなファンド?:「S&P 500イコール・ウェイト指数(税引後配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指す投信です。原則として為替ヘッジはありません。購入手数料は無料で、信託報酬は年0.33%(税込)です。

まつのすけコメント:S&P 500イコール・ウェイト指数は、S&P500の全銘柄に均等の割合で投資するのが特徴です。

 S&P500は時価総額加重型のインデックスで、マグニフィセント・セブンなどのメガテック、バークシャー・ハサウェイ、ブロードコム、JPモルガン、ユナイテッドヘルス・グループ、エクソンモービル、VISA、P&Gなどのウエートが大きくなっています。

 他方、S&P 500イコール・ウェイトなら、時価総額が小さい銘柄のパフォーマンスの影響が強まります。

 時期によっては、通常のS&P500の方が、パフォーマンスが良い時期もありますが、米国を代表する500の企業へ均等に投資したい場合は選択肢となります。

まつのすけ、今月のがっかり

 10月はゴールドが大きく上昇しましたが、レバレッジ投信の一部に組み入れられているだけで、あまり波に乗れなかったのが残念です。

 8月6日の連載で「注目銘柄」として「Smart-i ゴールドファンド」を挙げておりました。しかし、買うかどうか迷った末に結局買わずじまいでした…。

 ただし、米国大統領選挙&議会選挙の結果によっては、ここ数カ月上昇していた、ゴールドやビットコインが、逆流するリスクもあるので、選挙後にどう動くかマーケットの動向をウオッチします。

2024年10月のポイ活実績:1万9,124ポイント

 先月は楽天インサイト(旧楽天リサーチ)で46ポイントを得ました。アンケートモニターで楽天ポイントを得られるので、お時間に余裕がある場合は、活用が選択肢です。

 また、先月はアパレル有名企業のアダストリアが、2025年秋より楽天ポイントカードを導入する予定と発表されました。

 グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファーム、スタディオクリップなどで、楽天ポイントを貯められるようになります。

 and STポイントと楽天ポイントの二重取りも可能であり、より便利になりました。

 ここ数カ月は、多様な大手企業で楽天ポイントカードなどが導入されており、楽天経済圏はとどまるところを知らない進化を続けています。