昨日(8月12日)の動向

昨日の外為市場はレンジ内での小幅な値動きとなりました。
東京時間では、日本のGDPが市場の事前予想より鈍化を示す内容となったため、リスクオフから一時円買いが優勢となり、米ドル/円は昨日の安値95.91円レベルまで下落。しかし、その後は米ドル/円の押し目買いに支えられ、すぐに大台96円台に切り返す動きとなりました。一時売りが先行していた日経平均株価が前引けにかけてプラス圏へ上昇すると、米ドル/円も96円台なかばレベルまで上昇。海外市場では、一時上値を試す場面も見られましたが、上値は重く97円台を手前にして失速。その後は米10年債利回りの低下や株価の下落などを背景に、96円台なかばレベルまでじり安となりましたが、ダウ平均株価が下げ幅を縮めると96円台後半レベルまで持ち直しこの日の取引を終えました。

8月12日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 96.303 96.911 95.912 96.873
ユーロ/円 128.428 128.908 127.988 128.817
豪ドル/円 88.403 89.026 88.062 88.6

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年8月13日)の展望

【米ドル/円】

本日も引き続き各国の株式動向を意識した展開となりそうです。昨日96円台を維持したことから、96円台前半レベルでは底堅い値動きが予想されます。ただ、96円台を下抜けてきた場合では、先週8日の安値95.79円を視野に捉えることとなりそうです。本日は米小売売上高の発表が控えおり注目されているようです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 97.00 97.70 95.80 94.50

【ユーロ/円】

先週末に、ユーロが対米ドルが6月19日の高値1.3417を上抜けることができなかったことから、ユーロ/円も当面上値の重い展開となりそうです。本日、東京時間18:00には注目度高いZEW景況感調査、鉱工業生産指数などの重要指標の発表が控えています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 129.50 130.00 128.00 127.00

【豪ドル/円】

豪ドル/円は底堅く90円台を目指す展開となりそうです。だだし目先節目90円台では戻り売りも入りやすいとの声もあり、同水準では売り圧力が強まりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 90.00 90.30 88.00 87.50
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年8月13日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年8月13日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:30 英:PPIコア 1.2% 1.0%
★★ 17:30 英:CPI 2.8% 2.9%
★★ 17:30 英:小売物価指数 0.0% -0.1%
★★ 18:00 欧:鉱工業生産指数 0.9% -0.3%
★★ 18:00 欧:ZEW景況感調査 - 32.8%
★★★ 18:00 独:ZEW景況感調査 39.9 36.3
★★★ 21:30 米:小売売上高(前月比) 0.3% 0.4%
23:00 米:企業在庫 0.2% 0.1%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します