昨日(8月7日)の動向

昨日の外為市場では、米早期金融緩和縮小の延期が観測され、日経平均株価が500円超下落し14,000円割れ。リスク回避の円買いが進展しました。東京時間では、米ドル/円はストップ・ロスの米ドル売りを巻き込みながら一時96円80銭レベルまで急落。海外市場においても、米10年債入札の応募倍率が2009年3月以来の低水準となり、米10年債利回りが節目と目された2.6%台を下回ったことが嫌気され、米ドル/円は一時96円30銭レベルまで下げ幅を拡大。欧州・米主要株価の下落も円買いに拍車をかけました。

8月7日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.735 97.813 96.333 96.333
ユーロ/円 130.054 130.176 128.459 128.478
豪ドル/円 87.846 87.911 86.416 86.69

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年8月8日)の展望

【米ドル/円】

昨日は、96円割れを目前に、一旦はショートカバーが入り小幅に戻す展開となりました。96円台前半レベルには米ドル買いオーダーが観測されており、同水準では下げ渋る動きと動きとなりやすい一方、同水準を割り込むとストップ・ロスの米ドル売りを巻き込みながら下げ幅を広げる可能性も指摘されています。引き続き株価の動向を睨んでの取引となりそうです。なお、本日、東京時間21:30には米新規失業保険申請件数の発表が控えています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 96.50 97.70 96.20 94.50

【ユーロ/円】

ユーロ/円は米ドル/円の下げにつれ下落。目先サポートラインと目された日足・50日移動平均線を下抜けると下げ幅を広げ一時128円50銭レベルまで下落しました。本日も引き続き米ドル/円と主要株価の動向に左右される展開となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 129.50 130.00 128.00 127.00

【豪ドル/円】

豪ドル/円も米ドル/円につれ安となり一時86円50銭レベルまで下落。年初来安値を更新する展開となりました。本日東京時間10:30に発表される新規雇用者数の結果に注目が集まっているほか、中国の貿易収支の結果が焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 87.00 87.90 86.15 85.50
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年8月8日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年8月8日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 時間未定 日銀金融政策決定会合 0.1% 0.1%
★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数 33.5万件 32.6万件
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します