昨日(8月2日)の動向

東京市場では前日のダウ平均株価やS&P500などの上昇を受け、日経平均株価が大幅続伸。米ドル/円やクロス円も底堅い値動きとなりました。海外市場では日経平均株価が400円超の上昇となったことが材料視され米ドル/円は99円後半レベルまで上値を試す展開となり、米雇用統計発表前には99.94円レベルまで上昇する展開となりました。その後発表された米・雇用統計で非農業部門雇用者数は市場の事前予想18.5万人のところ結果16.2万人と、市場の事前予想を下回る内容となったことが嫌気され米ドル/円が反落。同指標発表後ストップロスなどを巻き込み下値を拡大し98.89円レベルまで急落。先週発表されたADPや米新規失業保険申請件数などの雇用指数が強かっただけに、期待はずれの内容に米ドル売りが強まりました。

 

8月2日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 99.516 99.941 98.660 98.959
ユーロ/円 131.474 131.948 131.050 131.422
豪ドル/円 88.819 89.053 87.886 88.098

 

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年8月5日)の展望

【米ドル/円】

先週の注目イベントを終え、米ドル/円は小幅なレンジ内での取引となりそうです。日足・50日と100日移動平均線の収束が見られており、エネルギーを蓄積しているもよう。先週末の高値99.941円、安値97.578円の上下レンジをどちらに放れるかを見極める局面にあるようです。なお、本日はISM非製造業総合景況指数の発表が日本時間23:00に予定されています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 100.00 100.70 98.50 97.60

【ユーロ/円】

先週にECBなど重要イベントを終えたため方向感の乏しい展開が予想されます。ユーロ/円は小幅ながら底値を徐々に切り上げてきており底堅い値動きとなっています。上値では132円台にしっかりと乗せきることが出来るかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 132.00 133.00 131.00 130.00

【豪ドル/円】

明日オーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利を発表します。明日のRBAでは政策金利の引下げ(25ベーシスポイントの引き下げ予想)が予想されており内容を見極めながらの値動きとなりそうです。8月8日(木)には豪州の失業率、雇用者数変化などと重要指標が控えています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 89.00 89.70 87.50 87.00
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年8月5日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年8月5日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
18:00 欧:小売売上高 -0.5% 1.0%
★★ 23:00 米:ISM非製造業総合景況指数 53.0 52.2
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します