1964(昭和39)年10月31日
旧国鉄の関門航路廃止
1964(昭和39)年10月31日、関門海峡を結ぶ旧国鉄の関門航路が廃止されました。民間業者の航路や自動車用のトンネルが本州西端と九州東端を結ぶ主要ルートなっていったためです。
かつて山口県下関市の下関駅と福岡県北九州市の門司港駅を鉄道連絡船が往復していました。鉄道連絡船とは、駅に隣接する港同士を結ぶフェリーです。戦時中の1942年6月に関門海峡の下を通る関門トンネルを試運転列車が走り抜けた後も連絡船の運航は続きました。
しかし、戦後にトンネルを通る列車が大幅に増発されたほか、1958年に関門国道トンネルが開通すると、利用者は自家用車やバスにも流れました。並行する国鉄の関門航路は次第に規模を縮小していきました。
関門連絡船の本州側の港だった唐戸桟橋は現在、海辺の風景とフグなどの海産物を楽しめる観光スポットになっています。九州側の門司港駅には、桟橋へ続く旅客通路が残っています。両港は民間の小型船がわずか5分ほどで結んでいます。
1964年10月31日の日経平均株価終値は
1,212円56銭
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